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アンケート結果

2015.6.1 | ,
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From:小川忠洋

From:小川忠洋
西宮のオフィスより

先週、アンケートの協力を依頼したメールを送ったんだけど、見てくれたかな?ちょろっと送っただけだったから、もしかしたら見落としてるかもしれないけど、今日は、そのアンケートの結果をシェアしようと思う・・・

そのアンケートの前に、どんな話があったかというと、このザ・レスポンスのチームで、2年くらい前にぼくがやってたマーケティング基礎講座が、とてもよく売れる(CVRが高い)のに、ほとんど放置していたので、それをもっとアグレッシブに売ろう、、、みたいな話があった。

どうすればもっとたくさん売れる?

それで、CVRが高いのだから、どうすればその商品が売れるかって言うと答えは簡単。そのセールスレター(このケースではウェブセミナーだけど)を、できるだけたくさんの人に見せれば良い。じゃあ、どうすれば、もっともっとたくさんの人に見せることができるか?もちろん、自社のハウスリストがあるので、そこにガンガン宣伝すれば良い、、、というのも一つ(コストがかからない)しかし、ハウスリストっていっても限りがあるし、ある程度の上限は見えてしまう。

なので、どうすれば、その上限を外してもっと大きく売れるだろうか。って事を考えた時に、広告するしかない。という話になった。でも、これ結構、高額な商品だから、商品的にはバックエンドの扱い。その商品をいきなり広告で、初めてザ・レスポンスのコミュニティに入ってきたような人に売るのって現実的には厳しい。だから、どうすればいいか?

そうだ本を書こう

という話になった。本を書いて、それを買った人に、より高額なマーケティング講座を売ればいいんじゃないか?いいね。いいね。そうしよう。という話になった。そして、本のタイトルをいくつか考えて、、、これはいいんじゃないかねぇ〜という感じになったのがいくつか上がった。それが以下

  • 社長がいなくても売上が安定して上がるマーケティングシステム
  • 年商40億社長のネット集客設計図
  • 売上を安定させるネットマーケティングの設計図
  • 3つの数字で売上を安定させる方法
  • 10年右肩上がりで伸びる会社 1年で潰れる会社
  • 来年の仕組みを作る社長と今月の売上を追いかける社長
  • 年商10億円を突破するためのネット集客設計図

 

で、ぼくらの中では「ネット集客設計図」が、ヤバいだろうと言っていた。だから、年商10億円を突破するためのネット集客設計図か、年商40億円社長のネット集客設計図。この2つどっちかだろうなぁ〜って話してて、担当者のNは、すでにその本のアウトラインまで考えていた。しかし、どんな時でも自分の思い込みを信じちゃいかん。という事で(ほぼ98%信じていたが・・・)アンケートを取ることにした。それが、先週送ったメール。

結果を見て衝撃・・・

ぼくらが“ヤバい”いやむしろ“ヤヴァイ”と思っていた「ネット集客設計図」は最も人気がなかった。マジか?マジか?これが熱いと思っていたのに、蓋を開けてみたら、全然人気がない。実は、ザ・レスポンスの購読者のみんなにアンケート取るだけではちょっとバイアスがかかってるだろうという事で、フェイスブックで取ってみた。結果はほぼ同じ。まぁフェイスブックでもバイアスはかかってるだろうが・・・

このプロジェクトの担当だったNは、せっかく作った本のアウトラインをくしゃくしゃに丸めて「ちきしょー!」と言って投げつけ、それが寺本に当たって説教部屋に2時間ほど消えていった・・・

自分(売り手)の意見を信じちゃいけない
それがどんなに素晴らしく思えても・・・

あなたがどんなに素晴らしいと思った意見やアイディアも、傍から見ると「ハァ〜〜」ってなもんである。めちゃめちゃ良いアイディアを思いついて、コーフンして眠れなかったのに、翌日見たら、とても平凡なアイディアで、何でオレはあんなにコーフンしたんだろう?と思った経験は誰にでもあるだろう。

特に売り手は、いろいろな思い(これを売りたい、売れるはずという思い)があるので、ぶっちゃけ論理的な思考ができない状態になっている。(特に良いアイディアだ!とコーフンしてるときとか)そんな時はどうすればいいか?

答えはもう分かっているでしょ。顧客に聞けば良い。いやいや、自分の頭だけで考えてないで、自分の仲間内だけでごちゃごちゃ言ってないで、聞きゃーいいのよ。

「これ作ろうと思うけど、買う?」

って。そうすればさ、答えを教えてくれるわけ。しかもタダで。スゴくね?よくよく考えたら。これアンケート取らずに、本を作っていたら、どれだけの労力とコストをムダにした事か、想像するだけでもゾッとするわ。

もちろん、最終はさ、そういった調査よりも、実際に売ってみて反応を見るという「テストマーケティング」をすべきだよ。そっちの方がはるかに信頼性高いし。だって、アンケートとかだとお客さんは、いい人だから、あなたに協力しようと思って、いい答えをくれるからね。だから、そういうのも考えたうえで、調査リサーチをしないといけない。

ところで、このアンケートは「サーベイモンキー」ってツールを使って取ったんだけど、オンラインで事業をやっていくなら、これ必須のツールだと思うよ。簡単にアンケート作れて、簡単に取れるし。ぼくらが取ったこのアンケートだって企画を考えて、翌週にはもう結果が出てたし。ホントの事を言えば、即日でもできたし。

顧客や見込み客の意見を聞かないでビジネスを進めることほど、難しいことはないよ。いかに彼ら・彼女らが考えていること、感じていることを拾っていくかが、広い意味で、事業を成功させるポイントだよ。

ま、とりあえずサーベイモンキーのアカウントは持ってないならスグ作るべき。

結論:売り手である自分の意見は信じない。さっさと聞け。

ーおがわ

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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