From:ダン・ケネディ
From:ダン・ケネディ
今日の投稿は、前々回の「1%の要因」、前回の「小企業の最大の資産」の続きから。
ビジネスでもっとも重要な資産、すなわち顧客について議論してきました。
このことをしっかり把握するために、まず「マーケティングノイズ」と呼ばれるものについて述べる必要があります。これは世の中で行われている無数のマーケティングを表現する、あらゆることに適用できる用語です。
そこには、広告板、車・トラックの掲示、バス停のベンチの掲示、店内の掲示・看板、バッグに詰め込んだチラシ、車のワイパーに挟んだチラシ、ダイレクトメール、購入の際についてくるパンフレット、クレジットカードや公共料金の請求書についてくるパンフレット、ラジオコマーシャル、60秒間から30秒間にまで短くなったTVコマーシャル、テレマーケティング、対人販売、実質的に宣伝のケーブルTV番組、雑誌や新聞の広告まで全部が含まれます。
標準的な成人の消費者にとって、今日の4時間に与えられる買い物をする機会は、10年前の30日間に与えられた機会より多いことは事実です。毎日、無数のマーケティングノイズが消費者に浴びせられ、自由に使える所得とクレジット枠を競い合っています。
企業間マーケティングにも、基本的に同様の状況が存在しています。飛び込みの勧誘は思い出せる限り今日ほど少なかったことはありません。非常に多くの企業間マーケティングが行われています。経営幹部や事業主向けの広告を掲載するビジネス雑誌、新聞、業界誌の数は、過去5年間に3倍以上に増えました。
DVD、CD-ROM、その他の電子メディアは今日、パンフレット替わりに利用され、営業電話に取って代わっています。経営幹部、管理者、事業主に浴びせられるマーケティングノイズの数は膨大です。したがって、あれら全部のマーケティングノイズのなかに、あなたの業界の直接競合者の全部がいるのです。刻一刻と巧妙で強引になっていく競争者たちは、新しい顧客を取り込もうとするだけでなく、あなたの現在の顧客も奪い取ろうとします。
あなたはどう対処しますか?
ダン・ケネディ
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