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商品の作り方。ビジネスの作り方:基礎

2015.2.10 | ,
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From:寺本隆裕

From:寺本隆裕

大阪のスタバより、、、

「商品を作るにはどうすればいいですか?」

これは、これからビジネスを立ち上げようとしている人ももちろん、すでにビジネスをやっているが、今の商品だと限界があり新商品を作る必要に迫られている、という人からもよくよく聞かれます。

なので今日は、ちょっと真面目に、商品を作る/ビジネスを立ち上げる話をしようと思います。

まず。

商品を作るからには、そしてそれが僕らの言うところの「いい商品」であるためには、それが売れる必要がありますよね。

「これ、売れてないんですが、いい商品なんですよ」

っていうのは、特に僕らのようなマーケティングを学んでいる人にとっては、単なる負け惜しみですからね(笑)そのときにやっちゃいけないことは、身近にあるもの、簡単に手に入るものを発想の起点にするという考え方です。

よくあるのが、知り合いでこういう商品を扱っている人がいて、それを売りたい、とか、身近にこういう会社があってそこでこういう技術やノウハウがあるから、それを売りたい、というケース。

どうしてもそれを売らなければならないという場合を除き、特にこれからビジネスを立ち上げようとするなら、このような、身近に「何か売るものはないか」「商材はないか」と考えるアプローチは危険です。

その代わりに何を発想の起点にするかというと、マーケットです。マーケットとか市場ってよく言われていますが、つまりこれは何のことなのかというと、人の「問題そのもの」のことです。

「太って見える」という問題を抱えている人がたくさんいると、そこは「ダイエット」というマーケットになりますよね。・・・ってことです。

ダン・ケネディは、最も売りやすい商品とは問題解決商品だ、と言ってましたが、逆に言うと、そこに問題がなければ(マーケットが問題を認識していなければ)商品を売るのは難しいです。

問題を教育するためのマーケティングコストがかかるからです(もちろん、それこそがマーケティングなので、あなたはそれができるよう、力をつけていかなければいけませんが)

そしてそのマーケットがその問題解決に対して、お金を払っているかどうかも見ます。

問題があって、マーケットがそれを認識してたとしても「お金を払う」ほど深刻に感じてなければ、それはそれでまた、ビジネスにはならないからです。ちなみに、「問題」は「欲求」と考えたほうがしっくり来るケースもあります。

次に。

マーケットを見つけたら(つまり問題を見つけたら)、それを更に細かく分析していきます。

  • その問題に対するほかの解決策 (競合の商品)は何か?
  • その問題の中でも一部の人に 固有の問題は何か?(ニッチ)
  • その問題に対して競合がやっていない ユニークな解決策は何か?

 

そういうところを調べていくと、

「あれ?こういう商品があったら 売れるんじゃ?」

というアイディアがでてきます。

アイディアができたら、次に、セールスレター(コピー)を作ります。セールスレターはアイディアの集大成なので、それを書くことによって商品アイディアが磨かれていくのです。ちなみに、起業家のアイディアが絵に描いた餅に終わる理由の99%は、僕はコピーが書けないことだと思っています。要するに、そのアイディアについて深く考えていない/詰めが甘い、ということですね。

  • どんな感情に訴えるのか
  • どんな問題を解決するのか
  • 具体的なターゲットは誰か
  • 値段はいくらにすれば適切なのか

などをじっくりリサーチして考え、セールスレターを書きます。

次に。

可能であれば、それを実際に市場に出して売ってみます。(ドライテストといいます)それで売れなければ、その商品は売れない可能性が極めて高いということがわかります。商品開発というのは、まず、アイディアの中で創られて、そして実際に作られます。

創られて→作られる

わけですよね。

特に我々のようなビジネスの場合において、ほとんどの商品開発の問題は、実は「作る」ところではなく「創る=アイディア」にあります。アイディアがチープだったり詰め切れてないから、作っても売れる商品にならないのです。それを避けるために、、、商品を「創ったら」まず、セールスレターの段階で売ってみる。そうすると実際にコストをかけて「作る」前に、結果を知ることができるわけです。

だんだんマーケティングの力がついてくれば、

  • 自分が情熱を持てる マーケットかどうか
  • どんな顧客と付き合いたいか/付き合いたくないか
  • 数ヶ月は赤字覚悟で、もっと強いオファーができないか

などなど、選択肢や使えるマーケティングの施策も増えてきます。が、一人の力で年収レベルで1,000万円~1,500万円くらいまで稼げるようになるまでは、マーケティングに丁稚奉公するんだという感じで、とにかくひたすら実行して経験値をため、スキルを磨くのがオススメです。

スキルがある程度までつけば、その後、自分の売りたい商品(売らなければならない商品)を売るもよし。難しい商材を扱うもよし。付き合いたい顧客だけと付き合い、働きたいように働きたいときに働くもよし。

でも最初、もし密かにあなたが、油断すると自分のことを「初心者」だとか思ってしまうようなステージなら、、、(セルフイメージはそうあってはいけませんが)まずは、マーケットの中のニッチで深い問題を、ピンポイントで解決するような商品を作って(あるいは見つけてきて)、それを販売するのがオススメです。

一般的に考えて、それが最も難易度の低いやり方なので、まずは収入云々よりも、それできっちりと力を付けるというわけですね。まぁざっくりまとめてしまえば、マーケティングやセールスコピーを頭に叩き込んでおけば、商品のアイディアはいくらでも湧いてくるということです(笑)

それを叩き込んだ我々は、「売れる商品を作る」専門家になれるのです。

fasdf

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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