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「集客を自動化すると事業は安定しない」の法則

2014.10.7 | ,
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From:寺本隆裕

From:寺本隆裕
大阪の自宅より、、、

一瞬ドカンと売上をあげるのと、
継続、安定的に売上をあげるのでは、やるべきことが全く違う。

前者は、ちょっとしたラッキーや「テクニック」で達成できるけど、
後者はそうはいかない。

しかも、一瞬ドカンと売上が上がったとしても、
将来への不安、恐怖、心配は大きいままだ。

でも、継続・安定したビジネスを作れば、
それらのネガティブな感情はかなり少なくなる(ゼロには絶対にならないが(笑))。

そこで今日は、どうすれば、売上を「安定」させることができるか。
その2つのカギを話したい。

※おかげさまで【ザ・レスポンス】は、9月の月商が1億円を超えました(1億1500万円)。もちろんこれは、いつも【ザ・レスポンス】を読んでくれているあなた(そう、あなた!)のおかげです。本当にありがとうございます。m(__)m m(__)m 感謝しています!

1.新規顧客の流れを作る

新規顧客、新規リードはビジネスにおける血液だ。
もしそれが滞ると、ビジネスは濁って元気がなくなってしまう。

ビジネスの安定は、新規顧客の「流れ」によってもたらされる。数が増えれば増えるほど「安定」する。だから、かけられる限りのエネルギーを投入して、新規顧客が入ってくる流れを作る。

これが1つ目の事業安定化のカギだ。

ちょっとマーケティングをかじって成果が出ると、売上を上げるのが簡単になったような錯覚に陥る人がいる。もう新規の顧客なんてほとんどいらないんです。とか、既存のお客さんだけで一生食っていけるんです。というキーワードを聞いたら要注意だ。

確かに、ある程度の顧客基盤ができれば、2年、3年は利益を出し続けることができる。というかむしろその期間、自分史上最高の利益と収入を取ることもできるだろう。しかもその利益を上げるのも超簡単。今までの6割7割の労力で十分過ぎる成果が出るもんだから、「お金を稼ぐなんて簡単」と天狗になってしまうこともある。

でも、これは当たり前のこと。
なぜなら、新規顧客を獲得するのはビジネスにおいて

・最も難しく
・最もお金がかかる

部分だからだ。逆に、既存の顧客ベースに追加で何かを売り込むのは、それに比べりゃ何倍も簡単だ(それにお金もかからない)。ビジネスにおいて最も難しく、最もお金がかかる活動を「しない」のだから、「簡単に」「お金が儲かる」のは当然のことなのだ。

実際に、新規顧客を取らなくなってもしばらくはやっていける。むしろ一時的にはめちゃくちゃ儲かる。が、そこからビジネスはどんどん衰退していくのだ。ちょっと考えてみればわかることだが、、、

・顧客リストの一定数は必ず、亡くなる、引っ越す、職業が変わる、など、もう顧客でいられない環境に変わる
・顧客の一部は必ず離脱していく。例えばリピート率90%の脅威のビジネスがあったとしても、10%は離脱していく。
・常に既存の顧客に「新しい」商品、「新しい」キャンペーンをヒットさせ続けなければならず、そしてそんなことは不可能だ

新規顧客の獲得のために、日々新しいことをテストして、資金を投資し、エネルギーを注ぐ。
考えられる限りあらゆる方法で新規顧客を集める。

それが事業安定化の一つ目のカギである。

ちなみに、、、

よく、「集客を自動化する」「放ったらかしでお客が集まる」というような謳い文句を見かけるが、それを追い求めるマインドこそが、ビジネスの不安定さの根本的な原因である。自動化するのは「バックエンド」の方だ。仕組み化するのは「バックエンド」の方だ。事業を安定させたいなら、フロントエンドの販売、新規顧客やリードの獲得に、エネルギーを注ぐことだ。肉体労働を厭わず、常にイノベーションを求め続けることだ。

2.顧客との関係を維持する

全てのビジネスは、リピートビジネスである。
そして全てのビジネスは、ファンづくりである。

新規顧客の獲得にはもっともお金がかかるわけだから、利益を出すためには獲得した顧客に2度、3度、、、と繰り返し買ってもらわなければいけない。そのために重要なのは、顧客(や見込み客)と継続的に意味あるコミュニケーションをとり、関係性を深めていくことだ。

意味あるコミュニケーションとはどんなものか?
それには大きく2つのポイントがある。

・ひとつは権威性。

あなたはそのビジネス、その業界の専門家として、顧客から権威的なポジションにならなければいけない。権威ある立場として、役立つ情報を提供し、顧客が間違った方向に進むのを止め、求める結果以上の結果を手にできるようサポートしてあげるのだ。

顧客はあなたが目を離すと、スグに間違った方向に進んでいってしまう危なっかしい存在だ。あなたは専門家として、彼らに知識を与え、価値観を変え、育て、導いて行かなければならない。

・もう一つは親しみやすさ。

いくら専門家でも、人間味のない人に対してはセールスの抵抗を感じるものだ。仕事と関係ないプライベートな話をちょくちょく織り交ぜていったり、失敗談を話すことで、「あ、この人も家族がいて、人生があって、欠点もある、普通の人なんだ」という安心感が生まれるのだ。

以上が、事業を安定させる2つのカギだ。
むしろすべての仕事は、この2つのことを達成するために存在していると言っても過言ではない。

この2つは「王道」なので、いわゆる売上を上げるテクニック的な話に比べてつまらないかもしれない。でも、【ザ・レスポンス】を読んでくれているあなたには、一見キラキラした「ノウハウ」を使った一発ドカンの無意味な売上「記録」ではなく、着実に成長し、安定して顧客に価値を提供し続けるビジネスを作って欲しいと思う…

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寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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