From:小川忠洋
西宮のスタバより、、、
あなたがダイレクトマーケティングの世界に足を踏み入れたばかりなら、きっと一度はこう思った事があるだろう、、
「こんな長い文章、誰が読むんだ!」
と。そして、あなたはいろいろ勉強して、そういうもんなのか、、、と理解したかもしれないが、断言しよう。あなたのスタッフ(特にWEBデザイナー)は思っていない。こんなにテキストがだらだら続いたらデザイン的にも微妙だし、見にくい。もっとコンパクトにしたほうが見やすいから、もっとたくさんの人が見るだろう。。。
そう考えるのは、ごく常識的な判断だと思う。
最近では、解析ツールも簡単に使えるから、そのサイトへの滞在時間であったり、どこまでスクロールしたか、などを見る事ができる。なので、反抗的なWEBデザイナーは、解析データを駆使してあなたに、短くキレイにすべきとアピってくるかもしれない(笑)
しかし騙されてはいけない(笑)
われわれが作っているサイトの目的は「販売」なのである。商品が売れたかどうか?いくら儲かったか?これが全てで、他の数値なんかはどうでもいい話なのだ。平均滞在時間が3分長くなろうが、離脱率が下がろうが、、、結局のところ売上が上がっていないのであれば、意味がない。
ぼくもそういった解析データはよく見るので、時々、「おお!滞在時間、ずいぶん長いじゃないか!」なんて反応してしまう事もあるが、よくよく考えると、コンバージョン率が上がってなければ、つまり売上が上がってなければ何の意味もないのだと思い出される・・・
確かに長いセールスコピーは読みづらい。その商品に対して興味のない人は、サクッとそのサイトを去って、youtubeで楽しいビデオでも見ようかなってなってしまうだろう。。。。「だから何なんだ?」
興味のない人が、サイトを去る事になんの意味があるだんろうか?数値がたくさん取れる事によって、いろいろな数値にぼくらは惑わされてしまう。真剣にあなたの商品を買おうか買うまいか悩んでいる人は、ページの隅々まで読むだろう。あなたが相手にしているのはこの人なのだ。この人に対してだけ、キッチリ情報を伝える事が出来れば良い。残りの冷やかしにどー思われようが、知ったこっちゃない。
なので、あらゆるテストをしても、長いコピーが短いコピーに負けるという事はほとんどない。常に長いコピーの方が売れる。だからダイレクトマーケティングの世界にはこんな格言がある。
More You Tell, More You sell
(話せば話すほど、もっと売れる)
つまり、セールスコピーで情報量が多ければ多いほど、長ければ長いほど、売上が上がるという格言だ。実際、世界一のコピーライターと言われる人が書いたセールスコピーは64ページという異常な長さのものもある。(もちろん、めちゃめちゃ売れた)売ってた商品が80ページくらいのガイドブックだったので、80ページの商品を64ページのセールスコピーで売るというちょっとした笑い話にもなっていた…
セールスビデオの世界でもそうだ。ビデオに関して少しでも勉強したことがあるなら、「より多くの人に見てもらうにはビデオの長さは3分以内にしよう」とか聞いたことがあるだろう。しかし、世界で一番売れているセールスビデオは、じゃあ何分なのか?2分半なのか?それとも1分以内か?
1時間10分である
マジか!?と思うかもしれない。マジだ。1時間10分かけて、たった5000円くらいの商品を売っている。(しかし死ぬほど売っている)寺本が作った、毎月2〜3000万円の収入をもたらしてくれたセールスビデオも*47*分だ。(ちなみに今度、そのセールスビデオの作り方のワークショップをやるので乞うご期待)
*47分*ものビデオ、普通に考えたら見るわけない。だいたいパソコンの画面に*47分*も貼り付いてビデオ見るのってそこそこしんどい。もちろん、最初の数分で、大半の人は離脱してしまう。なのにそれがめちゃめちゃ売れている。なぜか?
もうおわかりだろう。ビデオを再生した人の中で、ほんの2%くらいの人たちは*47分*間、画面に貼り付いて最後までビデオを見る。この人たちは、このテーマに関して真剣だからだ。そして最後まで残った2%の人たちはどうなると思う?
コンバージョンがめちゃめちゃ高いのだ!
これが、できるだけたくさんの人に見てもらおうと思って、時間を3分とかにしたら、最後まで見るような真剣な人たちには、まだ情報が足りない。判断材料が足りない。気持ちも動かない。結果的に、本来、買う人まで買わなくなってしまう。
More you tell, More you sellの格言が、セールスビデオでも同じように働くのだ。(そして、短くしろという抵抗勢力がここにもいるw)
その昔、通販広告の基礎を作ったと言われるクロードホプキンスが(ちなみにこの人は群を抜いたホンモノの天才)長いコピーと短いコピー論争にこんな事を言って終止符を打った。
「営業マンが見込み客に営業している時に、
できるだけ手短に済ませて来いというバカはいない」
ダイレクト・レスポンスの全ての広告において、その形態が、DMだろうがWEBだろうがビデオだろうが、全く同じ事が言える。
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