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こうやって、人の心を読め!

2014.9.16 | ,
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From:寺本隆裕

From:寺本隆裕

大阪の自宅より、、、

聞き上手な奥さんは、旦那さんにこんな風に質問します。

妻:うわの空ね。何かあったの?

夫:何もないよ。

妻:本当に何もないの?

夫:上司とちょっとトラブルがあっただけさ。

妻:上司とトラブル?

・・・こうやって、キーワードを繰り返すことで、質問を広げていくわけです。

聞き下手な奥さんは、きっとこんな感じでしょう。

妻:うわの空ね。何かあったの?

夫:何もないよ。

妻:仕事でミスでもしたの?

夫:違うよ!そんなんじゃない!

妻:ウソ!じゃあ何でそんなにイライラしてるのよ!

夫:イライラなんかしてないさ!いつもどおりだよ!

妻:(以下略)

このように、質問の仕方によって相手から引き出せる情報は大きく変わってくることを考えると、、、人の心を読むのが仕事の我々マーケッターとして、適切に質問するスキルは極めて重要なスキルだと言えるでしょう。

今日は、ベストオブ・ダンケネディ「第5章:人の心を読む方法」より、質問の仕方を紹介しましょう。(ベストオブ・ダンケネディは、【ザ・レスポンス】ゴールド会員をお試しすると無料でもらえます…)

正しい質問のコツ

1.「はい」か「いいえ」では答えられない質問をする。

うまいインタビュアー(質問者)は、質問をされる側(この場合だと見込み客側)に多くを喋らせることができる人です。でも、「はい」か「いいえ」で答えられる質問には広がりがなく、コミュニケーションがそこで止まってしまいます。つまり、流れがなくなってくるのです。

例えば、

「この商品、欲しいですか?」

という質問を投げかけたとしても、欲しいか欲しくないか、のどちらかの回答が返ってくるのみで、そこからまた別の質問を投げかけて広げていく必要があります。でも、

「この商品、いくらなら欲しいですか?」

という質問を投げかけるとどうでしょう?相手は「うーん」と考えて、いろんな事を話してくれるようになるわけです。逆に「他社の商品との違いはなんですか?」など、あなたの質問に答えるために、向こうから質問をしてくれるかもしれません。相手に多くしゃべってもらえばもらうほど、多くを引き出すことができます。

ちなみに、

「はい」か「いいえ」で答えられる質問を、クローズド・クエスチョン
「はい」か「いいえ」で答えられない質問を、オープン・クエスチョン

と呼びます。

2.答えやすい質問から始める

インタビュー、アンケート、ヒアリング…には、勢いがあります。最初は停止している状態なので、たくさんしゃべってもらうためには、勢いをつけることが必要です。最初から難しい質問をするのは、朝、寝起きで速攻腕立て伏せをするようなもの。まず、顔を洗ってウォーキングなど身体を軽く動かしてから、負荷の高い運動に移らなければいけません。

そのためには、最初は、本題から遠い質問、例えばその人の職業や家族のことから聞くとか、アンケートフォームなら、2択3択の簡単な選択質問からはじめるとか、そういったウォーミングアップが必要です。

3.相手に深く関心をもつ

ダンケネディは以前、単なる仕事上の知り合いにしか過ぎない若い女性に、いきなり整形したばかりの胸を見せられたことがあったそうです。何が彼女にそういう行動を取らせたのでしょう?

ケネディはこう言っています。

しばらくたってから考えてみると、周りから注目されたいと思っている人にとって、私はとりわけよい聞き手なのだと確信した。その一件は、私が聴くことの芸術と科学を実践している間に起こった、多くの驚くべき事件のうちの1つにすぎないのだ。

ほとんどの人々は、自分の話を表面的に聞いているだけの人々と一緒に毎日を過ごしている。私もそうだし、あなたもそのはずだ。人々は特に私を心配しているわけでもないのに、「調子はどうだい?」とか「うまくいってるかい?」とか聞いてくる。

ほとんどの人は、散歩やトランプや、何か他の事をしながら話を聞いている。家では、夕食時の会話の代わりをテレビが務めている。

そういう経験をしてきた人は、自分の話を親身になって聴いてくれる人に弱い。多くの人々の人生を寂しいものにしている大きな原因は、彼らの話を真剣に聴いてくれる人がいないことだ。

この空虚を埋めることで、あなたはチャンスをつかみ、コントロールすることさえできる。

関心があることを示すには、一方的に相手に喋ってもらうだけではなく、頷き同意を示す、情報を提供する(情報をたまに提供する)、こちらの弱みを見せるなどが有効です。

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寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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