From:ハワードジョイマン
From:ハワード・ジョイマン
静岡の自宅から
サッカーワールドカップブラジル大会。始まる前までは、「今回の日本は、かなりいけるんじゃないか。。。」と思っていましたが、終わってみれば、1分2敗。かなり、残念な結果になってしまいました。
前評判も高かっただけに、サッカーファンの方は、非常に落胆したブラジル大会だったのではないでしょうか。しかも、前評判が高かっただけに、その落胆の度合いも大きい。
例えば、テレビでグルメ特集なんかやっていると、そのお店に食べに行ってみたくなりませんか?お店に行くと、長蛇の列。嫌がおうにも期待値が高まります。
そして、普段だったら並ばないのに30分も列に並び、ようやく店内に入る。そして、注文後にいよいよ、その料理が目の前に運び込まれる。
「そうそう!これこれ!」テレビでも取り上げられていたこの料理。いよいよご対面とばかりに最初の一口を口に頬張る、、、、「うん?あれ?」
「期待していたほどでもなくない?」
「確かに旨いけど、これなら他でも食べられるでしょ」
さっきまでの期待とは裏腹に、評価は一変。「次は別に来なくてもいいかな」そう思ってお店を後にした経験は、あなたはありませんか?
別にこのお店は、今日に限って、料理が美味しくないわけではありません。いつも通り仕込んで、いつも通りの料理を提供しているのです。
しかし、いつもと唯一違うことがありました、、、それは、、、
お客さんの期待値が高すぎて、お客さん自身が感じる満足度のレベルが上がってしまっていたのです。だから、本来の料理以上の期待をしてしまった。
その為、折角、料理自体は美味しくても、それを良しとしてもらえなくなってしまったのです。
さて、あなたのお店ではどうでしょうか?
一人でも多くのお客さんに来店してもらいたい。お客さんに一品でも沢山注文してもらいたいからと、チラシやメニューブックにお客さんの期待値が高まりすぎる記述をしていませんか?
必要以上に期待値を高めすぎると、お客さんの要求するレベルが高くなってしまいます。結果として、お客さん自身が満足できないと再来店率が下がったりします。
こちらの流れをご覧ください。これは、あなたのお店にお客さんがやってくる流れです。店舗の総客数を増やすには、下記の2つの取組が必要ですよね。
見込み客の獲得 → 顧客の再来店
魅力を伝えることで、見込み客の獲得に繋がります。しかし、この際の期待値が高すぎると、再来店率が下がります。逆に、期待値を下げすぎると、来店した時の満足度が上がり、再来店率は高くなるかもしれませんが、新規見込み客の獲得は弱くなります。
必要以上に期待値を高めすぎないこと。でも、下げすぎないこと。
ちなみに、サッカー日本代表も、最初の期待値が低ければ、同じ結果でもそんなに落胆しないでしょう。
「まあ、そんなもんだ」で終わります。
逆に、結果が良ければ、「予想に反して決勝トーナメント進出!」と盛り上がります。同じ決勝リーグ進出でも、前評判が高ければ、決勝トーナメントにでても当たり前と思われてしまいます。
チームが違う訳でもありません。全く同じチームでも期待値の違いで得られる印象は全く変わるということです。
あなたのお店の販促活動は、いかがですか?
応援しています!
ハワードジョイマン
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