お父さんとお母さんの間には、 黄色い帽子をかぶり黒色の子供用のスーツを着た小学一年生が、 両手をつながれて歩いています。
お父さんの顔も、お母さんの顔も、笑顔で充ち満ちています。小学1年生も、満面の笑顔です。
とてもうれしそうです。見ているわたしにも、幸福感が伝わり、幸せを感じることができます。
ピッカピッカの1年生。大好きなお父さんやお母さんと何の話をしているのでしょうか?
友だちが何人できるだろうか? 小学校の先生って優しいだろうか? 学校の勉強って難しいんだろうか?
といったことでしょうか?
天気の良い日に、ご両親に挟まれて楽しそうに歩いている姿は、
新しい出会いに、 新しい冒険に、 新しい世界に、
ワクワクしている気持ちがとても表れています。
フトした通りすがりでしたが、入学式当日のこのような姿を見かけると、入学とは全く関係のないわたしでも、不思議なことに気持ちが高ぶりワクワクします。
ワクワクする気持ちが出てくるのは、小学校1年生の入学式の姿を見たときだけではありません。
中学校でも、高等学校でも、大学でも、社会人にも、4月の初めには、新しい門出を迎えた人が世の中にあふれかえっています。その様子を見ると、気持ちが沸き立ちます。
その影響でしょうか?
4月になると、いままで読んだことのない作家の本を読もうと思ったり、 チャレンジしたことのない登山やスカイダイビングなどのスポーツをやってみようと思ったり、 何度も挫折した英会話や料理の勉強をやってみようと思ったり、
と、何か新しいことを始めたくて、ウズウズしてしまいます。
この何かを始めたいというウズウズ感を利用して、クライアントの新規客を倍増させるという結果が出ましたので、その話を少しシェアいたします。
話は、昨年10月のコンサルティングの場面にさかのぼります。このクライアントは、昨年3月にパン教室をオープンして依頼、順調にお客さんを集め、売上をアップしてきました。
定員がMAX4名という小さな教室ですので、生徒さんが少なくても、それほど目立つパン教室ではありません。
むしろ、参加者がたったの1名のときの方が、「生徒さんは、マン・ツー・マンでラッキーですと喜んでもらっています。」とクライアントは言っています。
インターネットから順調に、新しい生徒さんを集めることに成功しているのですが、昨年10月にコンサルティングをしているとき、クライアントが、ある一言を「ポロッ」と漏らしました。
その一言とは、・・・・
「先月(9月)は、新しい生徒さんがたくさん来ました。どうしてでしょうか?」
という言葉です。
新しい生徒さんを集めるために、チラシをまいたわけでもなく、新しいキャンペーンを実施したわけでもありません。 いつも通りに、PPC広告を出しているだけです。
にもかかわらず、新しいお客さんが、いつもの月よりもたくさん集まったので、不思議でなりません。 ということです。
さらに、次のように言いました。「秋になったら、何か新しいことをはじめてみたくなるのかなぁ~」と。
この言葉に、ピーンときました。 「そう、それが正解」
そして、“9月に何か新しいことをはじめたくなる”ということは、“春になると(正確には4月になると)、もっともっとその気持ちが強くなる”ハズです。
ですので、3月には、新しい生徒さんを集めるためのキャンペーンを、是非しましょう。と提案しました。
ご近所にチラシを配布し、ホームページで新規キャンペーンを実施して、ブログでもキャンペーンを書いて、今、通っている生徒さんには、紹介して下さいと口コミを口頭で伝える
などなど。
もっともっとたくさんの新しい生徒さんを集めるための施策を検討しました。
・・・・
そして、待望の2014年3月が、やってきました。
キャンペーンの開始とともに、少しずつ予約の電話がかかってきます。最終的に、4月の新しい生徒さんの参加者は、新しい生徒さんがもっとも入った昨年9月より2倍増になりました。いつもの月と比較すると6倍もアップしています。
やっぱり、春は、色々なことにチャレンジしたいと思う時期なんですね。改めて痛感いたしました。
この記事を読んで、いかがでしょうか?
もし、あなたが新規顧客の獲得で悩んでいるのであれば、春と秋はチャンスです。特に、あなたが教室を開いていたり、何かを教えるというビジネスをしているのであれば、絶好のチャンスです。
春のキャンペーンは、もう間に合いません。しかし、2014年の秋はすぐに巡ってきます。今年の秋に、どういったキャンペーンをして、どうやって新しい生徒さんを集めればよいか?
ぜひ、新しい生徒さんをドカッと集める企画を、いますぐ考え始めて下さい。6ヶ月なんて、あっという間に過ぎてしまいますから。。。。
ー中森清久
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