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広告はめいっっぱいの、、、

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From:小川忠洋

From:小川忠洋

西宮のオフィスより、、、

今朝、ポストを見たらオモシロいチラシが入っていた。市長選挙のためのチラシらしく、この手の政治系ではほとんどチラシを見ないがこの候補者のはよく入っていた。なので、目を通してみることにした・・・

すると、政策に関することがけっこう書いてあって、(テキストが多くて情報量が多く、まるでレスポンス広告のようだった)ぶっちゃけ僕は市政に関しては全くの無知だったので、こういう事があるんだなぁと、、、この候補者に感心した・・・が、、、

 広告としては、致命的にダメだな、、、と思うところがあった、チラシを添付したので中身をちょっと読んでみてほしい。

ポストのチラシ

 どうだろう?何かおかしいと思っただろうか?

 ぶっちゃけ、テメェの話が多い。

  • <私>は19年前震災しました
  • <私>は市議会議員をお返しして挑戦しました
  • <私>は250万枚の機関誌を配りました
  • <私>は60回報告会をやりました
  • <私>はこの1年半、、、

知らんがな!

このチラシにはめいいっっぱいの「私」なのである。まぁ、選挙の広告だから、、名前を覚えてもらわなきゃいけないってのがあるのは分かるよ。しかしねぇ、、、それにしても多すぎやしないか。。。

広告ってのは、めいいっっぱいの「あなた」でなければいけない。この広告には「あなた」に関すること、つまり市民個人に関することがほとんどないんじゃないか。。。

広告は、めいいっっぱいの「あなた」

人間というのは、隣の国でおきてる戦争よりも自分の顔にできたニキビの方が気になる悲しい生き物だ。だからこそ、問題は全てパーソナルな「あなた個人の」ことにしなければいけない。

市政の問題なんか、興味が湧かなくて普通だ。しかし、その市政の問題が、自分個人の問題だと感じたときに人は動く。だからこそ広告は読んでいたら、、

これはオレの話じゃないか

と思わせなければいけない。たとえば「子育てにふさわしい街」というよりも「あなたの子供を待機児童にしてはいけません」「土曜の夜、子供がケガをしたら、月曜の9時まで待てますか?」とかね。この方が現実味がある。

ま、善し悪しはおいといて、大切なのは

めいいっっっぱいの「あなた」

である。「あなた」「あなた」としつこいくらいに言うと、なんだか気持ち悪いと思われるんじゃないかと思うだろう。しかし、こないだ「けんこうラボ」の熊谷さんとpodcastを撮ったときもその話が出てきたが、、、

言ってる方が気持ち悪くても、
聞いてる方がごく自然

なのである。それくらい人は自分の事に関心があり、他人の事には関心が薄い。

広告を作るときに社長はみんな、自社の商品をどうアピールするか?という観点しか持っていない。こんな機能があります。あんな特徴もあります。あっちよりも性能いいです。。。「あなた」という視点が全くない。その特徴は、あなたにとってどうなのか?あなたにとってどんな意味があるのか?、、、これこそが重要なポイントなのである。

振り返って考えてみよう。

あなたの広告は「めいいっっぱいのオレ」になってるか?「めいいっっぱいのあなた」になっているか?

どっちだろう?

ーおがわ

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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