From:ハワードジョイマン
From:ハワード・ジョイマン
上野の演芸場より
漫才師A:「いや~今日も、会場には素敵な女性が多いですね」
漫才師B:「そうですね~、昨日はおばちゃんばっかりやったけど、今日はええな~やる気もでますね」
漫才師A:「ほらほら、もう最前列からいらっしゃいますよ」「べっぴんさん、べっぴんさん、一人飛ばしてべっぴんさん」
漫才師B:「おいおい!なんで一人飛ばすんだよ」
漫才(お笑い)でいうところの3段オチというやつです。3回目でボケることで、大きな笑いが取れるという定番中の定番。いわゆる鉄板ネタというやつですね。私なんか、元々お笑い芸人でしたから、こういうお笑い芸人の定番のやり方は知っています。でも、仕組みを分かっている私でさえもやっぱり笑ってしまう訳です。
つまり、昔から効果があると受け継がれてきた方法と言えます。
ネタがウケる芸人とウケない芸人の違い
実は、ウケる芸人とウケない芸人の違いも、こういったお客さんがウケると分かっていることをちゃんとやっているか?が大事な分かれ目になってきます。ウケる芸人さんは、ウケると分かることをどんどんやることで、笑いの渦を広げていきます。
それに対して、ウケない芸人というのは、そういったルールを無視してゼロから漫才を新たに作り出そうとするのです、、、、
「あれ?」この話ってどこかで聞いたことがある話じゃない?
さて、ここまでお笑い芸人の漫才ネタの話をしてきたけれど、私は、もちろん、お笑い芸人になるための話をしようと思っているのではありません。この話って、どこかで聞いたことがありませんか?
実は、ダンケネディもマーケティングの話をするなかで、私たちはアーティストではない、マーケターだという話を聞いたことがありませんか?
成果を出す経営者は、0から物事を作り出そうとはしない。成果がでているものを上手に活用するという話を聞いたことがありませんか?
あなたはアーティスト?それともマーケター?
私たち経営者は、仕組みを作り、会社の利益を増やすことが仕事です。
決して、デザインがよくても受注のとれないHPを作るのが仕事ではないですし、小説ように素敵な文章だけど、まったく注文がとれないセールスレターを書くのが仕事ではありません。
自分たちで0から作り出す必要はなく、上手くいっているものを真似して活用することが時間が限られた中で最大の成果を出すために欠かせないことです。
共通する原理原則
例えば、私が冒頭でお話しした芸人さんが1回目でボケるのではなく、2回目でボケるのでもない。3回目でボケることで、お客さんの笑いを最大化させる3段オチの話も、あなたが何か気が付いたことはありませんか?
そう、ダン・ケネディーが発見した今世紀最大の秘密。3ステップセールスレターも、3回のDMを送ることにより利益を最大化させる方法です。いわば3段オチによる利益最大化法というのは、感情の良きものである人間から反応を得るために考え出された効果実証済みの方法なんですね。
しかも、この3段オチというのは、DMでも使えるし、メールマガジンでも使えます。ありとあらゆる販促活動で取り入れることができるのです。
お笑いとマーケティング、似て非なる世界に見えますが、実は、お客さんから反応を得る原理原則というのは共通しているわけです。
つまり私たちにとって学びとは、例えば映画を見ることも学びになるし、ゴルフからも学びを得ることができます。
なぜなら、そこには、どの世界でも共通する原理原則というものがあるからです。そう考えると、あなたの学びの幅が一気に広がり、そして、マーケティングという言葉で考えるとどうしても難しいイメージで分かりにくいという方も、どんな世界でも共通する原理原則があることが分かれば、自分が得意な世界でも学びを深めることができるのです。
自分の得意な世界(視点)から改めてマーケティングと付き合えば、今まで気づかなかったことにも気づくことができるかもしれません。
―ハワードジョイマン
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