From:ダン・ケネディ
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前回、前々回の記事では、私が使っているチェックリストを2つご紹介しました。マーケッターのためのチェックリスト8つのアイディアチェックリスト
http://www.theresponse.jp/?p=22169
今日は、私が使っている3つ目のリストをご紹介します。このリストを作って活用すれば、マーケティングで大きな失敗をすることはないでしょうし、判断のミスをすることもなくなるでしょう。
このリストは、「古典的なマーケティングの知恵」と読んでいるものを集めたリストです。広告やマーケティングの専門家(既に亡くなっている人も含め)が書いた本や記事、文章などから集めた言葉をカテゴリー分けしたものです。
例えば、ダイレクトメールのマテリアルを作っている時には、ダイレクトメールのありとあらゆる専門家や彼らの主な言葉が載っているこの「知恵」のチェックリストを見ます。このリストを作るには、広告やマーケティングについての本などを真剣に読む必要があります。
デイヴィッド・オグルビーや、レオ・バーネット、クロード・ホプキンス、ボブ・ストーンが書いた物はあなたにもぜひ読んでもらいたいです。近所の公共図書館にも彼らが書いた本のほとんどが置いてあると思います。図書館で本を借りて読めば、1円も使わなくて済みますよ。
これらのチェックリストを作り、使うことの背後には重要なメッセージが隠されています。それは、創造性と革新性は学んで身につけて、発展させることができるし、実用的、体系的方法でアプローチできるということです。天才だけができることではないのです(天才であれば楽にできるとは思いますけど)。
自分は創造的な人間ではない、革新的な人間ではない、マーケティングがうまくできないと言ってそれを信じている人は、十中八九ビジネスで失敗します。
もしあなたが「創造性や革新性を必要とする仕事は、広告代理店やコピーライター、アーティスト、コンサルタントなど他の人にやってもらわなくては」と感じているなら、ビジネスにおいて、とてつもなく大きな経済的損失を被ると思います。
大企業や年商数百万ドルの企業は、そういう風に他社に委託してやっているし、そういうことをする金銭的余裕があるのでしょうけど、中小規模のビジネスでは、自分で革新的なマーケティングを実施する必要があります。
あなたは、自分の経営するビジネスの中にはマーケティングに関するどんな仕事があるのか、外部に委託すべきものはどれかを、自分で決めなくてはいけません。
私は、「ビジネスが一番に取り組むべきことはマーケティングであり、マーケティング戦略と密接に関連することをそのビジネスの指針とする」を信条にしています。
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