From:ダン・ケネディ
From:ダン・ケネディ
親近感かイライラかは紙一重昨今は、ソーシャルメディアを利用したマーケティングが盛んです。しかし、気をつけなければならないことがあります。それは「ソーシャルメディアでフォローするのをやめた消費者は、その会社やブランドのことを、フォローし始める前より否定的に見るようになる」という事実です。
あるリサーチ会社の社長は「ソーシャルメディアを宣伝に使うのは、『客と交際すること』と『客をイライラさせること』の間の微妙なイチにある」と述べました。SNSで親近感を得るか、イライラさせてしまうかは紙一重なのです。
ある調査では、企業のソーシャルメディアを「お気に入り」にした、あるいはメンバーになった、あるいはフォローしたことがあるという人は52%いましたが、そのうちの約3分の1は、その後、そのつながりを切っていました。
つながりを切った最大に理由は、コミュニケーションや投稿、ツイートが「多すぎるから」でした。他に「おトクがないから」「友達からのリクエストで入ったが、実際には興味がなかったから」などでした。
そう見ていくと、ソーシャルメディアによるマーケティングは、自社に否定的な消費者を増やし続けいることになります。
悪い口コミはいい口コミの倍以上に広まっていきます。ソーシャルメディアは否定が否定を呼ぶのであれば、それをやる理由はどこにあるのでしょうか。
あくまでもリード生成に使う
ただ、フェイスブックやその他のソーシャルメディアを使って、実際に販売につながりそうなリードを生成している人たちもいます。うまく利用して収益を上げている人たちに共通しているのは、「ソーシャルメディアを売り込みツールとして使わない」ということです。
あくまでもリード生成のために利用するだけです。
そのためには、読み手(消費者)にとって有益なコンテンツを提供することです。読み手にとって有益なコンテンツを提供し続けることこそが、「いいね!」を解除されないための最良の方法なのです。
ダン・ケネディ
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