From:ハワードジョイマン
浜松の妻の実家より
おはようございます。ジョイマンです。
先週末は、妻の実家に行ってきました。娘を川で遊ばせたり鮎の塩焼きを食べさせたり、流しそうめんを食べたり、2泊3日で行ってきました。
私の妻は、静岡県の浜松で生まれ育ちました。周りは山と川。
結婚して私の実家にはいり、付近のお店で買い物などをするたびに、地元を聞かれ、地名を答えると
「こっちと比べたら何もないところでしょ~」
こんなニュアンスのことを言われたそうです。
でも、私の妻からしたら「山とか川、豊かな自然があるのに、、、」と喉元まで出かかったけど、ぐっと堪えていたそうです。
一方から見たら何もないように見えるけど、他方から見たら、ものすごく価値あるモノが存在する。
これって、店舗経営でも言えますよね。
大体の場合、お店が思うように繁盛してないお店ほど他店を羨み、「あの店は良いよね~それに比べてうちの店は、、、」と自分のお店に無いものに焦点を合わせます。
繁盛店の人は、それとは逆で自分たちのお店にある価値に気付きそれに焦点を合わせて店作りをします。
※まあ、他店を羨むのではなく、自分たちの良さに磨きを掛けようと思う過程には、もちろん、悩み、葛藤が繰り返される訳ですが、結局、他店を羨んでもしょうがないと気付く訳です。
これにすぐに気付く人もいれば、一生気付かない方もいる訳ですが、、、
だから、同じ商品を扱っているお店でも繁盛するお店とそうでないお店に分かれます。
ないものを羨んでもしかたないですし、それより自分たちの持っているものに焦点を当てた方が良い結果が出やすいです。
でも、そういう話をすると、、、、「そうは言っても、うちの店なんかに、、、」と言う方がいますが、それは自分たちの価値に気付いてなさすぎです。
ということで、今日は、あなたのお店にある商品をヒット商品にする方法についてお話します。
あなたのお店にもヒット商品が生まれれば、店舗売上はどの位伸びるでしょうか?
また、それが全国駆けずり回ってようやく見つけ出したものではなく、既にお店にあるもので、それを実現することができるとしたら、、、
コストが変わらずにもっと多くのお客さんに来店してもらえて売上も増えるのにと思ったことがあると思います。
そこで、ヒット商品の作り方についてお話します。
ヒット商品を作る方法は実は勘所さえ分かれば簡単です。
その前にダメな商品のポイントを話しておきます。
ダメな商品というのは、世の中になかった画期的な商品を作り出すことです。
世の中の大半の人は、今の世の中にない画期的な商品を作れば売れると思っています。
これが典型的なダメな例です。
今まで世の中にないものを作り出してしまったために、それを認知させるのが至難の業ですし、多額の広告費が必要となるのです。
そもそも、世の中にないものだからお客さんにその商品を理解してもらうのに一苦労ですよね。
で、多額の広告費を掛ける羽目になるし、ようやく認知されてきたかと思ったら、大手が参入し、市場をとられて終わる。
こんな会社がこれまでに多数あった訳です。これが、画期的な商品を作ってしまった起業家があえなく失敗に終わる典型的なパターンです。
私たちがヒット商品を作り出すポイントは、今あるものと今あるモノを組み合わせることそして、新しい商品を作ることです。
実は、ヒット商品が生まれるポイントは、「ありふれたもの」と「ありふれたもの」を組み合わせた時の方が、爆発力がありますね。
なぜなら、どちらも既に消費者が十分理解しているから認知普及も早いし、信用してもらいやすいからです。
例えば、チーズフォンデュ溶かしたチーズに野菜などをくぐらせて食べる料理ですが、チーズも野菜も元々世の中に存在していました。
でも、それらをくっつけることで、チーズフォンデュという新しい商品が生まれました。
例えば、バイク便。
バイクは元々ありました。でも、自分で移動するため。
宅配も元々ありました。 でも、大きな荷物を運ぶため。
しかし、バイクで急を要する書類などを 運ぶサービスはありませんでした。
1つ1つのモノは、既に世の中に存在しています。それを組み合わせることで、
「さも、新しいもの」のように演出する。
これがめっちゃ大事。
世の中にないものなんか作りだしちゃだめなんです。
あなたのお店にあるモノ同士を組み合わせたら、 一体、どんな商品が生まれますか?
今あるモノに異なる光を当てたとき、あなたのお店の商品、サービスが、そして、店舗が今までとは異なる価値を生み出すことでしょう。
ーハワードジョイマン
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