From:高橋大介
フォードと言えばアメリカの自動車会社ビッグ3の一角ですが、現在のベルトコンベアシステムは、フォードの創業者であり、自動車王と呼ばれたヘンリー・フォードが最初に考案したそうです。
彼は原料から部品、組立、完成までの製造の流れをつくることで売れる仕組みを作り上げました。
その結果、自動車の大量生産が可能となり大幅に売り上げを上げることに成功しました。
このことはビジネス全体の流れをガラッと変え成功に結びつけた良い例と言えます。
あなたも今一度ビジネス全体の流れを再確認してみると、何か発見があるかもしれませんし、ひょっとして大きなビジネスに発展するきっかけとなるかもしれません。
そのために今一度、「ビジネス全体の流れ」を図解化して見てみるのはどうでしょうか?
テコ入れ部分が明確になってくると思います。
その必要性を強く感じた一例がありました。3日前、紹介者に連れられコンサルティングに行った時です。
相手の方はワインを楽しむお店の店長でメルマガの配信について聞きたいとのことでした。
私はまず「解決したい問題は何ですか?」と聞き
その店長は「一言で言うとネットで集客したいということなのですが・・・」
さらに親会社のコンサルタントに「それならメルマガを書いた方がいい」と言われ、よくわからなかったので、その手順についても聞きたかったようです。
そのコンサルタントはメルマガについての知識がなく、その店長に「自分で調べなさい」と言ったそうです。
私は心の中で「ひどいな、でもそんな感じか」とちょっと優越感に浸ることができました(小さい男です)。
私は「わかりました、まず御社のビジネス全体の中でのメルマガを活用する部分についてご説明します」と言って全体像を図にして書き・・・
アクセスを集める
↓ PPC、メディアPR、クチコミ等
新規顧客獲得のための媒体(LP、スマホサイト等)
↓ ステップメール、ダイレクトメール、電話等でフォロー
顧客化
↓ ステップメール、ダイレクトメール、電話、訪問等でフォロー
固定客化
各項目についてトータルな流れを説明していくと、その店長曰く・・・
新規顧客を獲得するにはどうすればいい?
顧客に対してのアフターフォローの具体例は?
まとめて管理する良い方法はないのか?
もう1時間を経過し時間も押していたので、このことに関してポイントを説明し、その場をあとにしました。
全体像を広げて見せてあげると、その会社にとっての必要なパーツが明確になり、相手の方からも「よくわかりました」と言っていただけます。
最近、「メルマガを送るにはまず何をすればいいのですか?」とか
「ステップメールについて教えてください」
「それはどんな仕組みなんですか?」と聞かれることが多くなりました。
さらにこのような質問が増えています。
「メルマガはどのように書くんですか?」
「お客さんを呼ぶためのダイレクトメールの書き方は?」
「顧客に対してのフォローメールはどうすればいい?」などなど。
以上のことを聞かれるにつれ、あらためてコピーライティングの重要性を感じている今日この頃です。いくらインターネットが進歩したとはいえ人と人をつなぐコミュニケーションは必要ですから。
それとともに、私がコンサルティングを行う中で多くの方に言われることがあります。
それは、「インターネットを使った集客、顧客管理方法についての情報は入っている」
しかし、「その部分が全体のビジネスの流れの中でどこに組み込まれるかが今ひとつわからない整理がされていない」ということです。
私もかつてはそうでしたが、北岡秀紀さんの「インターネットマーケティングコンサルタント養成講座」を受講し、自分でもビジネスの良書を読みあさり、コンサルティングの実践を行いながら学んできました。
日常の業務に追われている経営者の方々にとって、並行しながらインターネットマーケティングを学ぶのは大変なことだと思います。
繰り返しになりますが、ビジネス全体の流れについて、今一度図解化してみる等ポイントをおさえながら理解されてみてはいかがでしょうか?
たとえば、全体図を書いたあとに
各々のパーツごとに掘り下げチェックする、
新規客を獲得するためにはどうするのか?
ターゲットはブレていないか、
惹きつけることに成功しているのか、
相手は共感してくれているのか、
こちらの伝えたいことは伝わっているか、
相手はベネフィットを感じているのか、
集客出来るウェブサイトになっているか、
リピーターになってもらうためのアフターフォロー体制はどうなっているか、
もっと費用対効果の良い顧客管理方法はないか、
などなど問題点がないか検証します。
そうすることで、突然「ひらめいた!」とか「つながった!」「!!!」と歓喜の雄叫びをあげることになるかもしれません。
そりゃあ人間ですからチェックすることで肝心なことが抜けていたとか、考えもしなかった見落としもあるでしょう。
あなたが「そうかもしれない」と思われるなら、バラバラになっているパズルを完成させる感じで、ぜひビジネス全体の流れを図解化してみることをオススメします。
-高橋大介
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