From:寺本隆裕
大阪のスタバより、、、
先日、なにげなく教育テレビを見ていたら、とある小学校の先生の授業風景が映っていました。
その人は理科の先生。生徒に質問を投げかけています。
先生:『この薬品とこの薬品を混ぜ合わせたら、どうなると思う?』
生徒A:『*****という風になると思います!』生徒B:『そうじゃなくて、△△△△△だと思います!』生徒C:『○○○○○になるんじゃないでしょうか?』
生徒の意見はバラバラ。先生は生徒にさらに質問を投げかけます。
先生:『本当にそう思う?自信ある?』
生徒:(首を横に振る。)NOのサイン。
そして、先生からの最後の質問。
先生:『自信ないよね。そんなときは、どうすればいいんだっけ?』
この質問に、生徒全員が声を揃えて同じことを答えました。その答えは恐らく、この質問に対する最高の答えでしょう。
生徒達が声を揃えて答えたもの。それは、、
『実験する!』
でした。
「教科書を調べる。」でも「誰かに聞く。」でもなく、「実験する。」なのです。
これは、マーケッターとしてのとても重要な考え方と共通します。
きっとあなたは日頃、色んな事を勉強していますよね。人から聞く話もあるし、本から学ぶ事もある。
おいしそうな新しいビジネスの話(儲け話)も、次から次へと入ってきます。
そうして色んなアイディアに触れるたびに、
改善されそうだ!上手くいきそうだ!儲かりそうだ!
という気持ちになるでしょう。
でも、実際にそれをやってみる=実験してみるまでは、
本当に改善されるのか?本当に上手くいくのか?本当に儲かるのか?
は、絶対にわかりません。
僕のまわりにも、ずっと儲かるビジネスを探し続けている人がいます。
彼とは何ヶ月かに1回会って話す機会があるのですが、毎回こんな「進捗状況」を教えてくれます。
10ヶ月前:「いやー。まだどのビジネスで行こうか迷ってるんですよ。」
7ヶ月前:「今ね、ちょっとまた別の新しい話が来てて、そっち勉強中なんです。」
4ヶ月前:「大体の方向性は決まったんですけどね。今そこから具体的に業種を絞り込んでるとこなんです。」
1ヶ月前:「今、業種絞り込みのためにリサーチしてるとこなんですけどねー。それやってると、別のマーケティングのアイディアが浮かんできてて、そっちの方が儲かりそうな気がしてきてるんですよ。」
・・・こんな感じ。知識だけは増えているけど、何も結果が出ていない状態です。
『motion beats meditation』
これは、自称世界一のコピーライター、故ゲイリー・ハルバートの言葉。
日本語だと、「行動は妄想に勝る」というニュアンスでしょうか。
改善され「そう。」上手くいき「そう。」儲かり「そう。」
「~そう。」が頭に浮かんだとき、あなたはどうする?
妄想を膨らませる?それとも素早く「実験」する?
PS
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