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「儲かる系」情報ビジネスは死んだのか?

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From:寺本隆裕

From:寺本隆裕

「儲かる系」の情報を売るビジネスは、もう終わった??

こないだ、あるオフラインの店舗オーナーの大澤さんからメールをもらいました。大澤さんは、ケネディのコピーライティングのトレーニングに参加してくれて、そして僕と小川のテレセミナーにも、積極的にライブで参加してくれました。

積極的に参加されていただけあって、そのトレーニングの中でいくつものアイディアを思いついたようです。行動力もある人なので、この高額トレーニングの料金の、何倍ものリターンを手にすることになるはずです(おめでとうございます)。

そしてあるとき、大澤さんからこんなメールをもらいました。

**** メールここから ****

正直、小川さんの情報に触れるまでは、情報販売という、ジャンルにあまりいい印象がなかったので、情報を取りながらも自分が、情報を販売するイメージはまったくといっていいほどなかったのです。

しかし、小川さんのDVDで始めて、「インフォビジネス」を自分の業界にセールスしてみたいと思いました

今回の第一回のテレセミナーでの**さんの事例や、寺本さんのニッチ化のことそして、何より、前回のテレセミナーの小川さんの私へのご指導をお聞きして、ぜひインフォビジネスを同業者に自分のテストや事例をインフォ化して販売してみたいと考えました。アドバイスをよろしくお願い致します。

**** メールここまで ****

なぜ、情報販売に悪いイメージを持っていた大澤さんが、「インフォビジネス」に興味を持つようになったのか?そのヒントは、彼自身のテレセミナー中の発言にありました。それはほんとに単純ではあるけど、とても重要な気付きでもあります。それは・・・

「自分だったらこの情報、欲しいですもん」

彼はある業界でビジネスをしています。そしてもし、同業者がビジネス成功のノウハウを売ってたら、それを欲しい、というのです。考えてみたら当たり前。ビジネスに携わる者として、自分のビジネスを大きくしたいとか、もっと儲けたい、と思うのは当然のことです。

例えば昔はホイホイと、「寝てるだけで毎日10万円」とか「初心者主婦が5分のブログ更新で月100万円」などといった情報を買って、「騙された!もう2度と買うもんか!」と思っている人も、「もっとお金が欲しい」という欲求がなくなったわけではありません。

単に、同じような商品やメッセージが氾濫し、信用できなくなっているというだけのこと。勘違いしちゃいけないのは、

「マーケットは「儲かる系」の欲求をなくしてしまった
わけではない」

ということ。真実は、 「ただ単に、マーケットのステージが変わっただけ」

なのです。それは「儲かる系商品はもう終わった・・・」とか、そういうことでは全くありません(だってあなたも、儲かりたい欲求あるでしょ?)。それはマーケットに起きた、自然な変化のひとつに過ぎません。

マーケットは変化していくものですから、それに合わせていけばいいのです。

では、こういうマーケットのステージにおいて、「儲かる系」の情報を売るためには何が必要なのか?マインドセットをどう変えればいいのか?例として大きく2点を紹介しましょう。

1.知的「財産」を売ること

インフォビジネスは、知的財産を売るビジネスです。単純に、eブックを作って売ろう、とか、DVDを売ろう、というものではありません。知的財産は、CDやDVD、マニュアルなどの形にとどまらず、セミナーや、対面でのアドバイスなど、色んな方法によって伝えることができます。

インフォビジネスは、あなたやあなたの組織、あなたがプロデュースするエキスパートの知恵、アイディア、経験などの知的財産を売るビジネスなのです。例えば地元の塾とか英会話教室、料理教室、パソコン教室、自動車教習所なんかも、インフォビジネスの一種の形態。「先生」の知恵や知識、技術などを売っています。

こういうインフォビジネスは、昔からあって、そしてこれからもずっと続くはずです。それは、彼らが扱っている商品(情報)が、とても価値のある知的財産だからです。

当たり前ですが、「ここをクリックすれば儲かるよ」とか、「このサイトに登録してコピペすればもうかるよ」といった、スグつかえなくなるようなものは「知的財産としての価値」がありません。

2.ニッチ化する

「みんなが儲かる方法」と「レストランが儲かる方法」。があったとします。

もしあなたが、レストランのオーナーなら、絶対に後者を選ぶはず。一方、前者は、どの業種にも選ばれる可能性が低い。そもそもうさんくさいです。

ダン・ケネディはいつも言っています。

「メッセージとマーケットをマッチさせることが成功の秘訣」

つまり、マーケット(対象となる客)を絞って、そのマーケットに特化したメッセージ(セールスレターなど)を作ることが成功につながるのです。

例えばうちのお客さんにも、ケネディの商品を買って、返品してくる人がいます。その中の返品理由で多いものは、「自分のビジネスは特別だから」「自分のビジネスでは使えそうにない」。というものです。これと同じことをケネディもいつも言ってるので、アメリカでも同じ状況なんだと思います。

でも実際、ケネディの戦略やアイディアは、156種類のビジネスで有効であることが実証されています(たぶん今はもっと多いと思いますが)。

  • ある人は、ケネディのノウハウを十分活用してビジネスを大成功させる。
  • でもある人は、そのノウハウを「自分のビジネスには使えない」といって返品し、ほかのお金儲けのテクニックを探し続ける

のです。それを考えただけでも、ニッチ化するだけで「価値」を高めることができます。ニッチ化してその業界に特化させた商品を売れば、お客さんは「ウチの場合はどう応用すればいいのか・・・」と考える必要がないからです。

サンプル:思わず買ってしまった商品

こないだ、あるサイトで買い物をしました。

メルマガも定期的に届くので、たまに読んで「あー、面白い人やな」と思っていたのですが、先日ある商品がオファーされていました。それは、「インフォ・ビジネスを構築する方法」みたいなもの。もう、こんな商品は山ほど見てきたので、今さら買う必要はなかったはずです。

でも、買ってしまった(安かったとはいえ)。なぜか?それは、あるフレーズが「インフォ・ビジネスを構築する方法」の前についていたからです。そのフレーズとは、

「コピーライターが、」

つまり、「コピーライターが、インフォ・ビジネスを構築する方法」。という商品だったわけです。

あなたのケースに置き換えて考えてみるとわかりますが、例えばあなたが飲食店を経営していて、DRMをよく学んで実践していた場合。「お金をかけずにお客を集める、DRMテクニック」と言うものには反応しなかったとしても、「飲食店がお金をかけずにお客を集める、DRMテクニック」は、気になると思いませんか?

実際に自分が買う側の立場に立って考えれば、ニッチ化されている商品には、ものすごい魅力を感じるのです。

以上2点、考え方をシフトすることで、マーケットの変化に自然に対応することができます。従来のやり方が通用しなくなっただけで「終わった」と判断するのはもったいない。これは例えば、「ダイエット」や「ゴルフとかの趣味」、「投資」などなど、どんなジャンルでも使えます。

ぜひあなたの「インフォビジネス」の成功体験を聞かせてください。

fasdf

PS:インフォビジネスについてもっと学びたいなら、ダン・ケネディのインフォビジネス専門ニュースレター、「NOBSインフォ・ニュースレター」がお勧め。
⇒ http://www.123marketing.jp/dankennedy/nobsinfo/index_0619.php

彼は、ダイレクトマーケティングの神様であると同時に、インフォビジネスで30年以上ものキャリアがあります。

PPS:もし、販売できるような情報がない、というような場合は、お金を出して手に入れるのが手っ取り早いです。【ザ・レスポンス】が大量のコンテンツを提供できる秘密は単純で、大量のコンテンツに投資しているからです。当たり前ですが、インフォ・ビジネスの場合は、インフォ(=コンテンツ)が命です。

これは英語版だけど、かなりたくさんの優良コンテンツが手に入ります。安く翻訳してくれるSOHOの翻訳者も簡単に見つかるので、コンテンツがない、と思うなら持っておいて損はないでしょう。
⇒ http://www.123marketing.jp/yanik/pdgm/

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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