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ビジネスにレバレッジをかける方法

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From:小川忠洋

  1. 何故、新しいテクニックを使う事は危険なのか?
  2. 成功するために必要は戦略の数とは?
  3. “ドライバー”を見つけてあなたのビジネスを拡大する方法

From:小川忠洋

大阪のオフィスより、、、

1ヶ月くらい前の話、東京で、あるクライアントと話をしていた時の事。彼は、本業はけっこう上手くいってて儲かっていて、新たにインフォ・ビジネスをスタートしたばかりだった。インフォビジネスは彼にとって初めての事だったので、商品を作ったり、セールスレターを書いたりと、今までやった事のない事ばっかりだったので、スタートするまでまあまあ時間がかかっていた。

インフォビジネスは商品を作るのがとても簡単なので、一度、作り上げてしまえば次回からは非常に簡単に作ることができる。そして、それを作ることはとても面白い事でもある・・・

最近、彼はジョイントベンチャーをして、リストをだいぶ集めたようだった。そして、そのリストに新しい商品を売ろうと思って、次の商品の作成にかかっていた。

ここで大きな間違いがある・・・

「商品の制作なんか止めた方がいい」僕がその話を聞いた時、スグに言った。何故だろう?理由は簡単だ。もっと、もっとセールスをしなければならないからだ。既存の商品をもっともっと売って、キャッシュフローを安定させて、顧客リストを作らなければいけない。

これはレスポンスの読者であるあなたにとっては当たり前のように聞こえるかもしれないが、注意してほしい点がある。

ここでのポイントは、彼はジョイントベンチャーで上手くいったと言う事だ。ジョイントベンチャーでリストを集める事ができ、商品を売ることができた。だったら次にやるべき事は何だろう?商品製作だろうか?PPC広告だろうか?違う・・・次にやるべき事は、、、

またジョイントベンチャーだ。

つまり、ジョイントベンチャーに一度成功したら、もっともっとソレをやらなければならない。一度、何かに成功したらそれにレバレッジをかけるのだ。そうする事によって、一つの小さな成功を、大きく、大きく育てることができる。

例えばレバレッジをかけるとはつまり、そのジョイントベンチャーで成功した結果を引っさげて、次のジョイントベンチャーを開拓すると言う事だ。成功事例が集まれば、集まるほど、ジョイントベンチャー先は、安心して取引してくれるので、ジョイントベンチャーを開拓しやすくなる。

『以前のJV先ではこういう条件のもと、紹介してもらったら、**%の人が商品を買ってくれました。だから、今回の取引では、あなたには____円くらいの収益が見込めます。もちろん、あなたのやる事は何もありません。以前に使ったのと同じメールを使えばいいですから』というメッセージと、

『ウチの商品、どれくらい売れるかわからないけど、紹介してください』というメッセージでは、紹介する相手からしたら天と地ほど違う。

これがレバレッジだ。

ほとんどの人は何か一つくらいは、小さな成功を経験している。しかし、ほとんどの人の間違いは、その時点で、その小さな成功を活かす事なく「これはやったから次にいこう・・・」となってしまう事だ。小さな成功をたくさん集めるよりも、小さな成功を育てて大きな成功にした方が結果は大きくなるもの。

だから一つでも上手くいくものがあれば、
もっともっとソレを深堀りしていかなければいけない。

もし、、アフィリエイトが上手くいったら、徹底的にアフィリエイトをやり尽くそう。そして、もうアフィリエイトはやりきったんじゃないか?と思えるくらいになってから、他の戦術を考えてみよう。

もし、PPCが上手くいったらなら、徹底的にPPCをやり尽くそう。そして、PPCは完全にマスターしたんじゃないか?PPCからのトラフィックはもう限界じゃないか?と思えるくらいになったら、商品開発でも、他のトラフィックソースを探すのでもいい。次の手をうとう。

最初から全ての戦略、全ての戦術、全てのテクニックを
使う必要はない。

ビジネスを大きくするのに必要なのは、ほんの少しの戦略、ほんの少しの戦術で十分なのだ。なにも、30個、50個の戦術やテクニックをやらなければいけない訳ではない。

ジョイントベンチャーが上手くいってれば、JVだけやってるだけでも、ビジネスは大きく成長させる事ができる。上手くいったセールスレターが一個あれば、それを徹底的に活かして行けば、ビジネスはスグに大きくなる。

しかし、一番悪いのは、30個のテクニックを実践するが、どれもこれも中途半端というパターン。そんな事をするくらいなら、一つのテクニックで徹底的に攻めていくのがいい。

マクドナルドに新たなメニューは必要か?それとも今ヒットしているクォーターパウダーというどでかいハンバーガーを徹底的に宣伝すべきか?

任天堂に新しいマシンは必要か?それとも、今現在ヒットしているWiiを徹底的に広げるべきか?

答えは明らかだ。

新しい商品を作るのにはエネルギーが必要だ。そのエネルギーは商品開発のエネルギーでもあるし、新しく販売プロセスを作るエネルギーでもある(要するにセールスレターをもう一つ作らなければいけない)。つまり膨大なエネルギーがかかるわけだ。そのエネルギーを既存の売れてる商品をもっと売るほうに注いだら、どっちが売上があがるだろう?

新しい戦略や戦術を実施するには、新しい学習曲線をえがかなければならない。せっかく上手くいった戦略があるのに何故、それを捨てて、新しい戦略を実施するのだろう?

ダイレクトレスポンスの伝説、ジョーカーボは「怠け者がリッチになる方法」というたった一冊の本と、たった一つの広告で、巨万の富を築いた。彼に新しい広告も、新しい商品も必要なかった。

特にビジネスのスタートの時期には、何か一つだけ成功させることが重要だ。例えば、これがビジネスがある程度、安定して来た中期になってくると色々やる必要がある。しかし、最初から色々やってしまうと、フォーカスがブレて、全部が上手くいかなくなってしまう。

ドライバー(Driver)

英語でドライバーという言葉がある。これは運転手とうい意味だけど、ビジネスでは、「ビジネスを動かす人、動かすモノ」のように使われる。あなたのビジネスを動かすドライバーは何だろうか?

もし、あなたがそのドライバーと言えるようなものを見つける事ができたら、それを徹底的に伸ばそう。そして、それを見つけるためにも常に、どれが自分のビジネスを動かすドライバーになるか?目ん玉を大きくあけて、その兆しを見逃さないようにしよう。

ドライバーを一個見つければ、あなたのビジネスは飛躍する。最初は、一個だけでいいのだ。50個も100個も必要ない。何がその一個になるのか?注意してみよう

チェック:あなたの今のビジネスで最も上手くいってる顧客獲得のテクニックや戦術が何か調べてみよう。そして、それが何かが分かったら、他に費やすエネルギーをそれだけに絞って、何ができるか、どうやってレバレッジをかけれるか?を考えてみよう。

PS:→ 億万長者の不況に強いビジネス戦略

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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