From:小川忠洋
From:小川忠洋
大阪のスタバより、、、
先日、ビジネス・スクールが終わった後、何人かと軽くご飯を食べに行った。その時、経営者インタビューにも出ている長部さんもいて、彼からこんな質問を受けた…
『最近、うまく行ったキャンペーンって何ですか?』
うまく行ったキャンペーン?うーん。なんだろうなぁ~。と思いを巡らせてみるも、あんまり思い出せない。逆に言うと、上手くいかなかったキャンペーンなんかはスグに思い出せるんだが…
『あんま覚えていないっすね。何があったかなぁ~』
セミナーやスクールなどで、質問してくれる人、あるいは、このザ・レスポンスのファンの人、みんなよくある勘違いをしてる。
『いやぁ~失敗したやつならスグに思い出せますよ。最近の◯◯のキャンペーンだって、リリースした1時間後にマズイ!と思ってスグに修正しましたからね。結局、まぁまぁの感じにまではなりましたけど…』
その勘違いは、”ザ・レスポンス”でやっているキャンペーン、ダイレクト出版でやっているキャンペーンは上手く行ってる…という勘違い。これは大きな間違いである。
広告やセールスレターなんかでも同じだけど、成功するキャンペーンなんて、ほとんどない。ほとんどは失敗だ。テッド・ニコラスと言う7000億売ったダイレクトレスポンスマーケティングの権威だって「広告が成功するのは7,8回に1回。残り全部は失敗である」という事を言ってる。
逆に言えば、1/7とうような成功確率でも、1回成功すれば、6回の失敗全部をチャラにしてお釣りがくるのだ。
ちなみに1/7とは14%である。
世界でトップのマーケッターの成功確率が14%くらい。つまり成功確率14%でも、ビジネスとしては成功なのだ。これは86%は上手くいかなかったとう事を意味する。(注:だからただサル真似するのは止めた方がいい。だって86%の確率で上手くいってない奴を真似することになるので)
よく、マーケティングの先生などで「自分がやる広告・キャンペーンは100発100中だ!」みたいな事を言ってる人がいるだろう。そういう人がいたら、その人とは関わらない方がいい。人間心理が分かれば、100発100中で売上を上げることができる…みたいな事は幻想で、戯言である。
実際の現場では、何事もやってみないと分からない。実際に現場でトライするまで、市場に出すまで、広告がヒットするか?商品がヒットするか?キャンペーンが成功するか?そんなのは絶対に分からないのだ。
あるのは確率のみ。
経験則で、こういうやり方の方が確率が高い。こういうアピールの方が確率が高い。という事しか言えない。そして、どれだけ経験則で確率をあげていっても、あなたが実際にキャンペーンをやる時の状況は、唯一無二で過去に例がなく、今までの成功事例とも条件が違うことばかり。なので分からない。
テストすること
テストすることこそマーケティングの極意である。ことばを言い換えれば失敗を繰り返すことこそ、マーケティングの極意である。なので、成功した話しかしない人は信用してはいけない。成功への近道は、できるだけ失敗を早く重ねることだ。
テストしない人間はマーケッターとは呼ばない。
あなたはマーケッターか?それとも…
ー小川忠洋
(お客様の声) 望月 一弥さん
初めてダン・S・ケネディ氏の本を読ませていただきました。 |
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