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インターネットとビジネス

2012.9.28 | ,
  •  

From:北岡秀紀

FROM:北岡秀紀

「インターネットの世界はスピードが速い」
なんてよく言われます。

これって本当なのでしょうか?

この言葉を言っている人の大半は、忙しくてバタバタしていることに生き甲斐を感じるスピード中毒者。
もしくは、「オレそんな大変なところで働いてるぜ!」とよく分からんところでカッコイイと思われたい人。
そのいずれかです。

確かにインターネットは日々技術が進歩しています。
新サービスもどんどん生まれています。

でも、インターネットがどれだけ変わろうが、ビジネスの本質は全く変わっていないことに気付くべきです。

見込み客を獲得する

見込み客と関係を強化し、教育する

商品を販売する

再び商品を買ってもらう

今も昔もこのプロセスでしかありません。

これがわかるととても簡単。
新しいウェブサービスが出て来たとしても、上記のこのプロセスのどこかにインターネットを使うということに過ぎない、ということがわかるからです。

インターネットは増幅装置

もちろんインターネットならではの特性もあるにはあります。
それは、コミュニケーションコストが下がったこと。

こちらから連絡を取るのにメールを使えばほぼ無料ですし、お客さんからもこちらに連絡が気軽にしやすくなりました。
また、お客さん同士もコミュニケーションし易くなり、良い評判、悪い評判共に広がり易くなりました。

しかしよく考えれば、インターネットの出現前からダイレクトメールや電話などを使ってお客さんともコミュニケーションは取っていました。
また、口コミで良い評判・悪い評判が広がることはありました。

ですから、インターネットとは全く新しいもの、ではないのです。
それらが非常に安いコストでできてしまうので、今までやっていたことが劇的にやりやすくなった、広がり易くなったということです。

つまり、インターネットとは単なる増幅装置に過ぎないということ。

今まで真面目なビジネスをしていれば、より広がり易くなったし、そうでなければ難しくなっただけです。

ネットの時代にやるべきこと

ですから、ネットがあろうがなかろうがまずやることは、お客さんとのファーストコンタクトから実際に商品を販売するためのプロセスを構築することです。
そして、そのプロセスの中でネットのサービスが使えるのであれば、使ってみるというのが正しいやり方です。

インターネットの世界で雨後のタケノコのように生まれてくるサービスを見て、飛びつくのは賢くありません。
なぜなら新サービスがどんどん生まれるということは、廃れていくサービスも多いということだからです。

波乗りのように全てのサービスに乗っかってビジネスをするという手はもちろんあります。
ただし、それらはすぐに使えなくなるという大前提です。

もちろん、あなたがIT企業の経営者であれば、それをするしか生き残る道はありません。

しかし、このメルマガの読者の大半は、インターネットそのものをビジネスとしているわけではなく、インターネットを数々の媒体のひとつとしてビジネスをしているに過ぎません。

ならば、上記のプロセス、自分のビジネスの本質を考えた上で、「今回の変化は自分に関係あるのか?」という姿勢をもっておくことです。

そうすれば、「インターネットの世界はスピードが速い」なんて戯れ言に惑わされることはありません。

結局2つに絞られる

ちなみに、インターネットをバリバリ活用して、うまくいっている会社は、メルマガとブログを上手に活用しています。

もちろんfacebookやtwitterなんかも使っている訳ですが。。。
結局、メルマガやブログのアップを知らせたり、ブログの情報を細切れにして提供したり、サブとして使っているだけです。
メインはメルマガ、ブログです。

まずは自分のビジネスの本質を捉える。
その上でインターネットを使うなら、メルマガ/ブログを中心に据える。
新しいウェブサービスが出てきたら、メルマガ/ブログのサブとして、どのように使えるかを考える。

よほど革命的なウェブサービスが出てくるまでは、この考え方で十分です。

ー 北岡秀紀

北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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