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これがタダ??

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From:寺本隆裕

  • あなたのサイトでやるべき2つのこと
  • 見込み客リストを集めた後、絶対にやっちゃいけないこと
  • 自分の商品なしで25億円売り続ける会社の、シンプルな3ステップ

From:寺本隆裕

(先週から、「ネットビジネス初心者の方へ」という企画をやってます。今日はその続き。)

この週末、僕は海外ドラマの「LOST」のDVDをツタヤで借りてきて、嫁さんと一緒に見ていました。これは僕のお気に入りの一つで、謎が謎を呼ぶ、9割ザイガニック効果で構成されている、いつまでたっても不完全燃焼のドラマです。1個の謎が解決すると、新たに100個の謎が発生するという、見れば見るほど意味がわからなくなってくる、とてもイライラする「おすすめの」ドラマです。

で、このドラマですが、僕はこれを見るためにDVDのレンタル料金を支払っていますが、これはもともと海外では普通の無料のTVドラマとして放送されています。ということは、アメリカ人はこのすばらしいドラマをタダで見ているということになります。

日本のテレビ番組も、基本的には全て無料で放送されています。しかも大金をかけてその番組は制作されています。当たり前ですか?

もしあなたが、「当たり前だ」と思うなら、
あなたの「インターネット・マーケティング」は成功します。

今日の記事を読んだ多くの人が、この「当たり前」のことの見方を変えることで、自分が何をするべきか、明確にすることができるでしょう。。。

答え合わせ:

テレビの話をする前に、前回のザ・レスポンスの最後にあった宿題の、答え合わせをしたいと思います。宿題とは:

あなたのウェブサイトで実現したいことを、1つ挙げてください。「誰に」見てもらいたくて、見た人たちに「何を」してもらいたいのか、「具体的に」答えてください。

というものです。答え合わせをしますが、「誰に」というところは、僕はあなたが誰を対象に、どんなビジネスをしているのかわからないので、答えを知りません。

ですが、「何を」というところについては、最も「効率的な結果を生みたい場合の」答えを知っています。あなたが売ってるものが何であれ、効率的に収益を上げたいなら、あなたのウェブサイトでするべきことは次の2つしかありません。

  • 1つは、見込み客を集めること
  • もう一つは、何かを売ること

です。これ以外の目的のページも、状況が変わるにつれて必要になってくるでしょう。でも、まず作るべきページはこの2つです。今日は「見込み客を集める」部分について、少し掘り下げていきたいと思います。

1.見込み客を集めるページ

つまり、リストを取得するページということです。無料のプレゼントや資料請求などをオファーして、あなたの商品やサービスを買いそうな見込み客(リード)を集めるという目的です。

このページではお客さんの連絡先を入手することだけに全力を注ぐ必要があります。これは、DRM的には、「リード・ジェネレーション」というフェーズで、新規の見込み客を集めるという、実は最も重要な部分です。

いわゆる「お客のほうから手を挙げてもらう」という手法です。

あらゆるメディアに広告を出したり、あらゆるマーケティング・アイディアを練ったりして、いかにこのページにアクセスを集めるか、ということが、最も重要なタスクになるわけです。見込み客の数が2倍になれば、単純に考えても売上は2倍になるでしょう。その人に友達を紹介してもらったり、別の商品を売ったりすることもできます。

とにかく、めちゃめちゃ重要です。

集めた見込み客を、どうする?

集めた見込み客に対し、何をすればいいのでしょうか?もちろん、最終的に商品やサービスを買ってもらうのが目的なんですが、じゃぁそのために何をすればいいのでしょう?フォローアップをする、というのも正解ですが、もう少し大きな視点で見てみたいと思います。

世界一のインフォ・カンパニー(情報商材を売る会社:年商3~400億円くらい)のとある部門は、自分の商品を売ることなく、アフィリエイトだけで年間25億円も売り上げていました。彼らのビジネスモデルはとてもシンプルです。こんな感じです:

  1. メルマガ読者をひたすら集める
  2. とても役に立つメルマガを毎日ひたすら送る
  3. とても役に立つ商品を紹介する(アフィリエイト)

つまり、集めた見込み客やリストに対してするべきことは、価値を与えて関係を築くことなのです。言ってしまえば、関係ができれば商品はなくてもいい、ということです。

テレビだって無料でひたすら面白コンテンツを届けることで、関係(=視聴率)をつくり、他人の商品(広告)を紹介することで収益を上げているわけです。

中心に存在するのは、顧客との関係

あなたが最近買った、日用品や消耗品以外の「商品」を思い出してみてください。それは1年後、5年後、10年後、まだあなたが買った値段と同じくらいの「価値」があるでしょうか?

例えば僕の甥っ子(6歳)は、子供の日にwiiの最新ソフトを買ってもらっていましたが、それは1年もすれば、もう価値が下がり、売れなくなるものかもしれません。情報商材だって同じで、今日発売された新商品は、来年はもう価値がないものになっているかもしれません。

ですが、顧客は常にビジネスの中心に存在しています。甥っ子は来年もまた別のwiiのソフトを買うでしょうし、ビジネスの悩みを解消する情報商材を買う人は、来年もまた別の悩みを解消する情報商材を買うでしょう。

顧客と関係を維持していれば、あなたは勝者になります。なぜなら、彼らの欲しがる、彼らの役に立つような商品を「選んで」紹介するだけだからです。それがあなたの商品であっても、他人の商品であってもいいわけです。

“メディアを制する者はビジネスを制す”

ダン・ケネディはこう言いました。メディアというのは、メッセージをマーケットに届ける手段です(前回の記事で言いました)。見込み客リストを収集したあなたは、小さいメディアのオーナーです。そのメディアを通じて、

  1. 役立つメッセージを届けて関係を構築するのか(視聴率を上げるのか)
  2. 売り込みメッセージばかりを届けて関係を台無しにするのか(CMばっかり流して誰も見ないテレビ局を作るのか)
  3. 何もメッセージを届けず、忘れられてしまうのか(そもそも放送しないのか)

関係がお金を生むことがわかっているなら、何を選択すればいいか、明確ですね?

「メルマガを発行するのは、ブログを書くのは、ニュースレターを出すのは、、、めんどくさい」「役立つ情報なんて、持っていない」「別の仕事で忙しくてそんなことをする時間はない」

もしそう思うなら、あなたが思う「もっと重要な仕事」を、見なおした方がいいかもしれません。なぜならこの仕事は先ほど言ったとおり、トッププライオリティの仕事だからです。

宿題:あなたが集めた見込み客に何を届ければ、
あなたと見込み客や顧客との関係は強まるでしょうか?

インターネットは、何かを「無料」で届けるのに、とても適した媒体です。あなたが今持っているリソース(人、モノ、金、知識、etc)にとらわれず、何を「無料」で提供し続けられるか、考えてみてください。

それではまた次回。

PS:同じアクセスでも、たくさんの見込み客リストが集まるページと、そうでないページがあります。その違いは、そのページに何が書いてあるか、すなわち優れたセールスレターが書けるかどうかで決まります。今月のNOBSマーケティング・レターでは、「より良いセールスレターを書く10の方法」「短期間でたくさんの反応を取るためのコピーライティングテクニック」などを紹介しています。

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寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

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