From:寺本隆裕
From:寺本隆裕
インターネットで商売をしているなら、きっと、こんな疑問を感じたことがあるでしょう。僕自身、「どっちがいいか、迷ってるんだろうな。」と思われるサイトをたくさん見かけます。
それは、広告するサイトでは、まずメルアドを集めるべきか、それともいきなり販売した方がいいのか、ということ。メルアドを入力しないと先に進めないページがいいのか、それともそうじゃないのか、ということです。
僕の答えはこうです。
「できるなら、先にメルアドを集めておいた方がいい。“うまくやれば”、たいていその方がうまくいく。」というものです。
うまくいかせるためには、次の2つのポイントを「うまく」作らなければいけません。
ひとつ目のメルアドを取得するページをうまく作る方法については、
今月号のトップガン&NOBSマーケティングニュースレター
で、最新のインターネット事情を盛り込んで、徹底的に解説しているので、今日のザ・レスポンスの記事では、二つ目の、メルアドを取得した後に送信するメール、通常、自動送信される「ステップメール」の書き方について紹介したいと思います。
そもそも、なぜステップメールを送る必要があるのか?
メールを送る理由がわからないと、何を書いていいやら、さっぱりわかりません。というか、逆に、ステップメールを送る理由や必要性がわかると、何を書こうか、というアイディアはたくさん出てくるようになります。
というわけで、ステップメールを送る目的を、いくつか紹介しましょう。
1.あなたのことを、思い出してもらう。
“あなたのことを覚えておくのは、あなたのお客の仕事ではない。
あなたのことを忘れるチャンスをお客に与えないことが、
あなたの義務であり責任だ。”
これは、セールスのプロ、パトリシア・フリップという人の言葉の引用。見込み客は一日に、何千という単位の相当大量の広告メッセージをあびせられまくってるわけなので、いちいちたまたま目にした一つ一つの広告を、覚えているわけがありません。インターネットでたまたま見かけた、あなたのページも同じです。
人は、最低8回同じ広告を見た後に、購入を決断する、とかそういう風にも言われてるので、何度も何度も同じメッセージを発信して、何度も何度も見込み客にメッセージを見せる必要があります。
そして、メールアドレスを残してくれた人には、できるだけ早くコンタクトを取るようにしてください。
2.あなたのことを、信じてもらう。
あなたは、本当に生きている人間なのか?実在する会社なのか?本当にこの人は、お金を払った後商品を送ってくるんだろうか?ここで言っているのは、こういう最低レベルの話です。
あなたがインターネットをサーフィンしていて見つけたサイトの中で、あなたの印象としてこのレベルの最低限のところを100%クリアできるサイトは、どれくらいありますか?(たぶん、ほとんどのサイトを「あやしい」と思うでしょう。)つまり、あなたが他人のサイトを見て感じるのと同じように、他人もあなたのサイトを見て、「あやしい」と感じているのです。
だから、あなたが実在する人間で、ちゃんとした商売をしている人なんだというのをアピールするために、何度もコンタクトをする必要があります。
僕らがずっと日刊でメルマガをやっているのも、(未だに)信頼性を高めるため、という大きな理由があります。できるだけたくさん、見込み客やお客さんと連絡を取り、関係を構築してください。
3.あなたのセールスメッセージを、読んでもらう。
メルアドを取得するページに、メルアドを入力すると、見込み客の画面にはたぶん、何らかの形であなたの商品やサービスのセールスページが表示されるでしょう。
そのセールスページを読んでもらう。そして、そこに書いてある「内容」を理解してもらうのが、3つ目の目的です。勘違いしてしまうケースがたまにあるので、念のために言っておきますが、見込み客は一度セールスページが表示されたからと言って、それを読んでいるわけではありません。
というくらいのもんです。あなたのセールスメッセージを理解してもらうために、ステップメールでやることは、
(ア) セールスページに誘導して、セールスページを読んでもらうこと
(イ) セールスページに書いてある内容をこま切れにして書くこと
です。
ちなみにもっと言うと、見込み客はあなたが送るステップメールですら、ほとんど読んでいません。
4.行動させる
見込み客が、今すぐあなたのオファーに反応しないといけない理由は何でしょう?
ほとんどの人は、行動を後回しにします。今ややこしいから後でいいや、来月の給料が出てからでいいや、このプロジェクトが落ち着いたら、でいいや、、、と思っています。ですが、“遅れはセールスの敵”。その時行動しなかった人のほとんどは、「後になっても」行動することはありません。
5.タイミング
これは、とても忘れられがちだけど、とてもとても重要なものです。
事実、ある成功したダイレクトメールと全く同じダイレクトメール
を、同じリストに、数か月期間を空けて送ると、また成功します。
これは、どういうことでしょう?
全く同じ人に、全く同じものを送っているのに?なぜ1回目のダイレクトメールで反応しない人が、時間をずらして送っただけの2回目のダイレクトメールで反応するの?
・・・それは、買い手には「買うタイミング」があるからです。
それが何なのか理由はわかりませんが、買い手には買い手のタイミングがあります。それは僕らがどうにもコントロールできるものではありませんし、知ることもできません。
だから、同じメッセージを時間を空けて送る「意味がある」のです。そのときが、買い手のタイミングかもしれないからです。
以上のことを見てみると、あなたも、最初にメルアドを取得した方が良さそう、という風に感じるかもしれませんね。メルアドを取得した後のステップメール作成には、今日の記事の内容を役立ててもらえればうれしいです。
fasdf
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします