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粗利を高くして得る方法

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From:小川忠洋

From:小川忠洋
東京駅のスタバより、、、

そういえば先週、ヤマダ電機に行った時の話。一瞬で利益が吹っ飛んだ事があった。。。消費者としては、嬉しかったが、、、なんだか、商売人としては、とても残念な気持ちになった…

最近はTVの価格がめちゃめちゃ安いので、会社にモニタ代わりにTVでも置こうか、、そう考えてヤマダ電機に直行。TVのコーナーに行くと、いや、安い安い、、、

ちょっと前まで1インチ1万円みたいな感覚だったが、今やそんな常識は吹っ飛んでいる。40インチとかのTVが10万円とかで買えてしまう。安っ!!!ダイレクト出版で販売している教材やコンテンツの中には、同じくらいの値段のものもいくつもあるが、、、それがこのシャープの液晶TVと同じなのか・・・価格とは怖いなぁ・・・TVコーナーを歩きながらそんなことを感じていた・・・

もう買うつもりで店に行っていたので(今スグ客)適当に店員さんを呼んで、適当に説明を聞いて、

『これ、どれくらい安くなるんですか?』

とダメ元で適当に振ってみる。テッドニコラス的に言う「魔法の言葉」である。ま、僕はそんなに凄腕の交渉人ではないので、「このカラーはありますか?」くらいのノリで聞いた。すると店員さん、上司に相談して、、、

『99800円までなら・・・』

との回答。元値が114800円だったから、1万5000円の割引きをゲットしたわけだ。たった一言、ご挨拶程度に声をかけただけで、1万5000円も安くなってしまうのってどうなんだろうな、、、と思いながら、、、よくよく考えてみた、、、

価格は114800円だけど、粗利はずいぶん低いだろうな。4割とか5割とかかな?だとすると、5万円くらいがお店の粗利なわけか、、、となるとたった一言で粗利の30%くらいが吹っ飛んでしまった計算になる・・・

恐ろしい。。。

これじゃあTV売ってるメーカーもやってられんだろう・・・そんな事を考えてしまった。ぶっちゃけた話、11万4800円の時点でもそうとう安いと思っているにもかかわらず、、、、まだ安くなるのか、、、

安くなる理由

粗利や価格ってのはビジネスの命運を決める決定的なモノである。粗利が高い商品・サービスを売るビジネスができれば、ビジネスはそんなに大変じゃないけれど、粗利の低い商品サービスを扱ったら苦労に苦労を重ねることになる…

結局のところ、粗利が下がる理由はたった1つ。

それはどこにでもあるからである。ヤマダ電機でTVを買わなくてもヨドバシカメラでTVを買うことができる。シャープでTVを買わなくてもソニーで買うことができる。

同じような商品がどこでも買える場合、価格は当然、下がっていくし、価格を下げろという消費者からのプレッシャーも強くなる。(これをコモディティ化という)

他社では買えない商品。。。

あなたからしか買えない商品。。。

あなた独自のサービス。。。

このようなモノならば、粗利を高くして売ることができる。そして、価格を下げろというプレッシャーもほとんどなくなる。(だってここでしか買えないんだから)

もしあなたの扱っている商品がどこでも買えるようなコモディティ化してしまっている商品ならば、危険だ。めちゃめちゃ頑張って広告をガンガンだしたら、値下げをしろというプレッシャーがかかる。

なのでそんな場合は、商品を見直す必要がある。他と比べれられないような商品を作る必要がある。それは、世紀の大発明をしろという事ではない。ほんのちょっとした違いを加えるだけで、(見込み客の立場から見たら)あなたの商品は劇的に変化するのだ。

広告の技術を高めるのも1つだが、マーケティングのテクニックを学んでもっと反応を高めるのも1つだが、、、、広告しているモノそのものが、普通のものだったら、どんなに優れたセールステクニックでも売ることはできない。

最高の商品は最高のセールスレターより強い

これは世界最高のセールスコピーライターと言われた人間の言葉である。もし、お客さんから値切られる事が多かったら、、、一度考えなおしてみよう。

さて、ヤマダ電機に行ってもう一台、安く値切ったTVでも買いに行こうかな・・・

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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