From:小川忠洋
大阪のスタバより、、、
フゥー。忙しい時代になった。最近は、毎週のように新しいマーケティングのテクニックとか、技術が登場する。なんか超オモシロそうな(簡単に稼げそうな)ものが毎月登場する。そして、みんなあなたの注意をひこうとしている。。。
忙しい時代だ。しかし、ほとんどの人が気づいてない事、ほとんどの人が見逃しているチャンスは、、新しいスゴイ裏技とかじゃない。なんか新しいビジネスモデルとかでもない。
それは簡単で明白なものだ。
マーケティングの世界では、「明白なものほど見逃しやすい」という格言がある。マーケティングを学んだ者にとって明白なもの、つまり当たり前のような事。例えば、、、、
これらはマーケティングを少しでもかじった事がある人にとっては明らかな事ばかり。決して新しい事でもないし、なんかスゴイ事でもない。しかし、「そんな事は知ってるわ」と言う前に、こう自分に聞いてみよう。「これらの明らかな事を自分の今のマーケティングで実施できているだろうか?」
もし答えが「イエス」であれば、、、恐らく、あなたは既に結果を出している。もし答えが「ノー」であれば、、、もしかしたら、、、もしかしたら、あなたは幻想を追いかけているのかもしれない。
幻想とは、なんかスゴイ新しい事やみんなが知らない裏技みたいなのを手に入れて、ある日突然、売上が爆発する・・・というような幻想である。その前の日までは普通だったのに、その魔法を手にれて、1日寝たら、次の日には、魔法が効いていて、まさにその日から、、、
人生が一変する・・・
というような事を追いかけているのかもしれない。言うまでもないが、これは完全なる幻想である。現実のビジネスというのは、あらゆる要素が組み合わさって成果が生まれている。なので、魔法の1つを手に入れたところで、成果はそんなに変わらない。
なにかもの凄い大きな「魔法の方法」を手にれれば、一気にビジネスが変わるという幻想は、あなたを危機に追いやる事になる。何故なら、「魔法」探しの旅に出て、一生還ってこれないからである。
映画の見過ぎかもしれない。映画では、主人公が「魔法探しの旅」にでれば、それは必ず見つかる。そして、「魔法」によって何もかもが解決する。
しかし、現実は違う。現実は魔法なんて存在しない。あなたの抱えるビジネス上の問題を一気に解決してしまうようなスゴイ事は起きない。
現実に起きるのは
小さな事ばかりである。
小さな改善、小さなアイディア、小さな施策を、毎日、毎日、毎日、飽きずにやり続ける事によって、大きな成果が出る。小さな施策を毎日、毎日、毎日やることによって、ある日、突然、大きな成果が出ている事に気づく。
ビジョナリー・カンパニー2だったか。その本の中で大きな石臼の話が出てくる。大きな石臼を回すのに、人は何度も何度も、いろんな方法で、石臼を押す。何度も何度も、、、、
するとある瞬間に、、、
石臼が少しだけ動き出す・・・
少し動いた瞬間にも、押し続ける事で、石臼が少しずつ、動き出す。押し続ける。少し動き出す。押し続ける。だんだん動き出す。押し続ける。そして、だんだん石臼の動きの速さは早くなる・・・そして、ある地点から、そんなに強く押さなくても、石臼は動き続ける・・・
さて、問題はどれが
魔法の一押しだったか?
ということだ。最初の1回目か、最後の一押しか?それとも、20回目?50回目????きっとあなたはこの質問の愚かさに気づいているだろう。どれが魔法の一押しだったかなんてない。全て必要だったのだ。
大きなビジネスを回すには、大きな成果を出すには、魔法の一押しは必要ない。それよりも必要なのは、毎日の小さな一押し。毎日、毎日、小さくても、明白な事をやり続ける。これによって大きな成果が出始める。
それが確実に成果を出す方法だ。
それを踏まえて、もう一度、自分自身に問いかけてみよう。「今のマーケティング施策で、当たり前の事ができているか?」幻想を追いかけるな。今のあなたに必要なのは当たり前の小さな一歩である。
ー小川忠洋
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