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絶対に買わない時

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From:小川忠洋

From:小川忠洋

大阪のスタバより、、、

正直今日は、メルマガを書く気分ではない。理由は簡単だ。この週末、娘が大怪我して、救急車で運ばれたからだ。ま、大事には至らなかったものの、仕事をするような気分にはなかなかなれなかった。

事件は、金曜日の晩に起きた。バタンという音で気がついた。娘が泣いてる・・・また何かやったのかな・・・と思って近づいたら、血だらけの足。ヒヤッとした瞬間だった。

こういう時、女の人は冷静である。僕は、正直、ここ数年で一番、焦った。。。どうしよう?どうしよう?と思って慌てているなか、スグに、「救急の病院に電話して!」と、的確な指示。スグさま電話すると、『はいはい。救急ダイヤルですぅー』と呑気な声。いやいや、ここ救急ダイヤルなんやろ!その話し方、全然救急じゃねぇーじゃねーか。と思いながら、話す。

その後、病院を指示されるが、症状を言うと、ウチは専門じゃありません、、だの、担当医がいないから、、、だのでたらいまわし。(専門外だって、少なくとも一般人よりも、医療知識圧倒的にあるだろぉーが。)

これが、噂のたらいまわしか、、、と、経験すると、そのイライラ感が非常によくわかった。結局、救急車を呼ぶことになり、夜中に救急車が到着。そして、結局、救急車の中で搬送先の病院を探すはめに。さらにさらに、結局、搬送された病院がどこだったと思う?最初に電話したとこだよ。てめぇーって感じである。

休日だった事もあって、応急処置をして、月曜に専門医に見てもらう事に・・・(結局コレか!である。怒)月曜、病院に行って処置をしてもらい、大変ではあったが、今では治りつつある。しかし、今でも娘が走りだしたりするとヒヤッとする・・・

頭の中が不安でいっぱいな時、、、 
昨日まで、僕の頭の中は8割方、娘の怪我の事でいっぱいだった。今日になって、少しずつ、仕事の事も考えれるようになってきた。

こんな感情の時、こんな状態の時、人はモノを買う気になんかなるだろうか?ここまでヒドイ状態はなかったとしても、頭の中が他の事でいっぱいの時に、人は、あなたの商品を買うだろうか?あなたのセールスレターを読むだろうか?あなたのマーケティング活動に反応するだろうか?

どれだけ最高のセールスコピー、世界最高のマーケティング手法をもってしたとしても、数日前の僕に商品を売る事は不可能だった。それが、前から欲しがってた商品だったとしてもだ。。。

人にはタイミングというものがある。あなたの見込客にはタイミングというものがある。このタイミングは、あなたの商品の機能がどれだけ優れているとか、どれだけ素晴らしいサービスをしているとかよりも、優先される。

絶対に欲しい商品を絶対に買わない時もある 
例えば、リッツカールトンのサービスレベルは最高だと言われるが、タイミングが合わなかったら意味がない。ホテルを探している時とか、たまには、ゆっくり休みたいなとか、そんな事を考えている時には、効果を発揮するが、仕事の締切りが迫っていたり、娘が救急車で運ばれている時には、なんのアピール力もない。

ここでのポイントは、あなたの商品・サービスに反応する人もしない人も、同一人物であるという事だ。つまり、同じ人間でも、タイミングによっては違う反応をするということ。ある、タイミングでは、その人は簡単に商品を買うかもしれない、しかし、別のタイミングでは、そもそもセールストークすら聞いてくれないかもしれない。

売ってる相手は一緒、でも、

人間は変わっていない。変わったのはタイミングである。タイミングであり、その時の環境である。

あなたはマーケターとして自分のタイミングで商品を売りたいと思っている。自分が立てた売上計画や、自分が立てたマーケティングプランに基づいて、その時に商品を買って欲しいと思っているだろう。

しかし、見込客も自分のタイミングで買いたいと思っている。自分が欲しい、必要だと思ったとき、その予算(奥さんの許可)が取れたときなど、自分のタイミングで買いたい。

どちらのタイミングを優先するかは、明白だ。

見込客のタイミングである。問題は、あなたに優先する気持ちがあったとしても、「いつ」が最高のタイミングか?という事がまるで分からないという事である。

だからこそ、フォローアップしていく事が必要になる。8割以上の人は5回以上のフォローアップを受けてから購入に至る。というような調査結果もある。これは、タイミングが人それぞれ違うという事を明白に表している。

怪我の事は心配してもらわなくてもいい。大丈夫。治ってきている。それは僕の仕事である。あなたの仕事は、あなたの見込客の事を心配することだ。あなたの見込客のタイミングを心配すること。

DMを送ったなら、一回で結果を決めずに、何回か送ってみるといい。必ず、反応が上がる。何かを売るメールを送ったなら、1回で終わりにしちゃいけない。メールの場合は、見逃してるって事だっておおいにありうる。

何かのキャンペーンを企画したなら、売れるセールスレターを書いたなら、いい商品を手に入れたなら、、、何度も何度もそれを見込客にアプローチしよう。1回DM送って、何%か反応取れたからといって、それでそのリストの人全員が買ったと思ってはならない。タイミング逃した大多数の人が、あなたのDMを待っているのだから、、、

小川忠洋 

PS:ダン・ケネディもDMは何回も送れと言っている。マーケティングでお客を集める公式『ダン・ケネディの3つのM』のビデオを見てみて。

http://www.theresponse.jp/magnetic/

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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