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第二の競合

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From:北岡秀紀

早速ですが、質問です。あなたのビジネスの競合はどこの会社(商品、サービス)でしょうか?
ぜひ考えてみてください。このメールを読むだけで終わりにしないために、ぜひ考えてください。



↓(ここは考える時間です。)

考えましたか?OKです。
どんな答えが出たでしょうか。きっと自社と同じ(ような)商品、サービスを扱っている会社をあげたのではないでしょうか?
例えば、あなたがスタバの店長であれば、タリーズ、ドトール、珈琲館などですね。

これも競合。。。

でも、競合というのはそれだけではない。。。というのはご存知ですか?

スタバであれば、長時間、勉強したいなと思っているお客さんの頭の中では、図書館やファミレスも競合。
昼食をとりたいなと思っているお客さんの頭の中では、吉野家もマクドナルドも競合。昼寝をしたいなと思っているお客さんの頭の中では、漫画喫茶が競合になるかもしれません。
つまり、自社と同じベネフィット(利益、成果)をお客さんが得られるビジネスは全て競合になるということです。

こういう自社の代替品となりうる会社(商品、サービス)を「間接競合」という風に呼びます。
競合と言われると、一般的に直接的な競合ばかり思い浮びます。あなたはどうでしょうか?間接競合まで思い浮かんだ人は相当少ないと思います。

実際、ヒアリングで「競合は?」と聞くと、間接競合にまで触れる人は相当少ないです。

意識できると世界が変わる!

しかし、間接競合にまで視界を広げると一気にマーケティングの幅を広げることができます。

例えば、ダイエットサプリを扱っているのであれば、他のダイエットサプリが直接競合。同じ「痩せる」という成果の得られるダイエットDVDやフィットネスクラブ、痩身エステが間接競合ということになりますね。

そこで、もし他のサプリだけを競合と捉えていれば、「どんな成分が入っている?」みたいなほんの少しの差でしかセールスメッセージを作成できません。

でも、間接競合にまで頭が回っていれば。。。「通っていないスポーツジムの月会費分で買えます」「しんどい運動をする必要はありません」みたいなメッセージも思い浮かべることが可能というわけです。

高く売れる!

また、こんなちょっとしたテクニックも使えたりします。あるめちゃくちゃ美味しい特別なリンゴの通販をしている方は、他のリンゴと比べるのではなく、同じ糖度のマンゴーと比較しました。

「マンゴーって1個3000円。でも、ウチのリンゴは500円。安いですよねっ!」(ちなみにわかりやすくするため言葉は変えています。)

おぉ~安い!と思って買ってしまいます。でも、よく考えればリンゴって、普通一個100円くらい。相当、高いです。

名誉のために言っておきますが、もちろんその価格に見合うだけの味です。しかし、単に「他のリンゴより美味しいですよ」だけであれば、この価格では絶対売れなかったでしょう。

お客さんの頭の中に元々あった直接競合ではなく、間接競合をお客さんの頭の中に植え付けてから、価格のプレゼンテーションをするというテクニックです。

本当に恐ろしいのは?

いかがでしょうか?間接競合を頭に入れておくだけでマーケティングに広がりが出るのはご理解いただけたと思います。

・・・とはいえあなたが少しマーケティングを勉強したことがあるなら、間接競合はご存知だったかも知れません。しかし、恐ろしいことに、あなたの競合は、直接競合、間接競合だけではないのです。もうひとつの競合が存在します。

それが第三の競合です。第三の競合が恐ろしいのは、あなたがその存在に気付いていない、ということ。つまり、知らないうちにお客さんがいつの間にか取られているということ。

知らないから対処しない、というかできない。

そして、これまで、この第三の競合に気付いていたクライアントはゼロでした。第三の競合とは、どんな競合なのでしょうか?

ぜひコメントから、あなたの考えを聞かせてください。

来週お伝えします。

【邪魔の入らない週末こそ!社長のためのアクションプラン】

あなたと同じベネフィットを提供する間接競合はどこでしょうか?その間接競合と比べて、あなたの優位性はどこにあるでしょうか?

PS:
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北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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