From:北岡秀紀
FROM:北岡秀紀
最近、やたらとFacebookを活用した集客法について質問を頂きます。
私は集客が専門ですから、もちろんFacebookを活用した集客法に関しても研究はしています。また、実際にクライアントでも成果があがっていて、ノウハウとして販売できるレベルまで確立してはいます。
ただ、私としては、広く販売するつもりはなく、一部のクライアントに口述で方法をお伝えするレベルにとどめています。その理由はシンプルです。
mixi、ブログ、Gree、セカンドライフ、YouTube、twitter・・・インターネットの世界では、ほんの短期間で様々なものが流行しました。(そして、最近はgoogle+ なるものが騒がれ始めています)
それらが流行するたびに「○○を活用して売上をアップする方法を教えてください」と言われるわけです。
今までは、それにバカ正直に答えていた訳ですが。。。だいたい、そういう流行モノをやたら追う人に限って、せっかくノウハウを伝えても全くやってくれません(苦笑)商売道具の喉がすり減って、貴重な時間を無断にされて終わりだ、ということがわかった。
それが、広く伝えない理由のひとつです。ですが、大切なのはもうひとつの理由の方です。
それはチャンスか?
こういう流行モノの集客ノウハウは大半が一時的にしかうまくいかない方法論が多いからです。
例えば、mixiであれば、プロフィールに自社のスクイーズページ(リスト取得ページ)のURLを掲載して、足跡をつけまくる。。。一時は効果がありました。でも、今、これをやればアカウント停止です。(その前に足跡という仕組みがなくなったようですが)しかも、関係ない人に足跡をつけまくるのですから、スパム以外の何者でもありません。
Facebookでも、そんな【今だけうまくいきそうな】方法論はあるのですが、まぁ、半年か1年すれば使えなくなるでしょう。
そんな一時的なトリックを教えてもいいものか?というのが私の考えです。
では、こういう流行モノは追うな、ということなのか?というとそうではありません。
他の人に実験台になってもらおう
実は、こういう流行モノを少し時間をかけてウォッチすると、定番化するものが出てきます。例えば、ブログなんかはその好例でしょう。
「コレからはブログの時代だ!」と言われ、「ブログで儲ける」みたいなノウハウがガンガン出ました。その大半は、今はもう使えないものばかり。。。今、読み返せば、よくこんなのにお金払わせるなぁというものが大半です。
でも、今やブログはインターネットで当たり前のものとなっています。この当たり前のものとなる手前。当たり前になりつつあるなぁ、という時にこそ、集客に活用するチャンスです。(このタイミングの捉え方は、またお伝えしたいと思います。)
なぜなら流行でガンと盛り上がった後、たくさんのノウハウが流通し、使えるもの使えないものが峻別されます。使えないノウハウの死屍累々を乗り越えたところに、今後も長期にわたって使えるノウハウだけが残っているからです。そのノウハウを正しく、素早く実行する。そうすれば、ムダな一時的なトリックに惑わされることなく、長期的に成果のあがることだけを実行することが可能です。
結局、やることは同じ
twitterだろうが、Facebookだろうが、google+だろうが、今後新しく生まれてくる媒体であろうが、ビジネスの本質は全て同じです。有用な情報等を提供してお客さんと信頼関係を結ぶ。そして、必要な人だけに買ってもらう。ただそれだけです。それはインターネットがない時代からダイレクトレスポンスマーケティングでは当たり前に行われてきたことです。
twiterやらFacebookが凄いのは、その信頼関係を結ぶときの時間的、物理的、精神的障壁が圧倒的に低くなったこと。そして、信頼関係を破壊するようなことを行ってしまった時に、その悪い評判が一気に広がるようになってしまったいうこと。つまり、お客さんの反応が大きく早くなっただけです。
今まで当たり前のことをやり続けてきた会社にとっては、それを新たな媒体で実行すればいいだけだということです。逆に、それをやっていない会社が急にFacebookだけに取り組んだからといって、大逆転できるはずありません。
大切なのは、お客さんとの信頼関係を結び、そこから購入につなげるプロセスをしっかり作っておくことです。それがあれば、どんな新しい媒体が現れても即応が可能です。
では、Facebookはどうなるのか?
現状Facebookで儲けているのは、大半が「Facebookで儲ける方法を教える人」という笑うに笑えない状況です。最近ようやくいろいろな事例が出始め、本質的な長期的に使えそうなノウハウを伝えている方もチラホラ散見されるようになりましたが。また、普通の消費者がFacebookという言葉を知るようになってきました。この状況を鑑みれば、この1年がFacebookが定番化するかどうかの分岐点となるはずです。
正直、Facebookが今後どうなるのか?なんて私にはわかりません。ましてや今後、どんな新たな媒体が出てくるなんて、もっと分かりません。
もしあなたが「他のマーケティングをやりきっていて新しいマーケティングを試したい」「とりあえずブームに乗っかって、一時的にでも売上をボンっ!とあげたい」「『○○で儲ける方法』で儲けたい」「安定して稼ぎ続けられるノウハウを自分で開発する」みたいに考えているのでなければ・・・
もしくは「Facebookを使っている層を相手にするビジネスをやっている」のでなければ・・
そういうのは、とりあえず遊びではやっておく。(経営者たるもの、新しいことはやっておきましょう。)で、定番化しそうだなと思ったら、本格的にビジネスで取り組んでみる。
「○○で儲ける方法を教える人」から一歩引いて周りを見ると、実証済みの安定して儲かるノウハウがザクザクと埋まっていますよっ!
【邪魔の入らない週末こそ!社長のためのアクションプラン】お客さんと信頼関係を結ぶためにやっていることは何ですか?いつでも使えるように整理しておきましょう。
-北岡秀紀
PS:
→ http://www.theresponse.jp/dankennedy/renegade/
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