普通に考えれば「成功者」と言われるような年収を手にした彼 (42)。

 

しかし彼には社長特有の、従業員には理解されない（経営者にしかわからない）密かな悩みがあるようです、、、

 

彼の営むWeb制作会社の業績は過去最高を記録。決算を迎えて、今期の役員報酬はおよそ２億円になりました。彼自身にとっても、これまでに手にしたことのない最高額の年収です。周りからは成功者だと言われ、チヤホヤされるようにもなりました。しかし周りの雰囲気とは逆で、彼は内心、恐怖に近い不安を抱えていたのです。それは、、、

 

今は良くても、この先どうなるかわからない・・・

 

という不安です。実際、先月から今月にかけて、売上は徐々に下がっています。このままだと、来月、再来月も右肩下がりになることが目に見えています。

 

なぜなら、去年の業績が良かった理由は、一言で言うと「偶然」だったからです。突然、大口の顧客がたまたまホームページを見つけて仕事を出してくれて、その顧客からさらに数社、紹介してくれたのです。創業以来の大仕事の連続でした（今月の売上は、その仕事の名残です）。

 

そしてその仕事も今月で全て納品が完了します。Web制作会社なので、作ったホームページを納品したら基本的にはそこで取引が終わり。また来月１日になると、ほぼゼロから売上を積み上げていかなければいけません。それに、毎月の売上を上げ続けるためには、新しい顧客を獲得し続けなければいけません。にもかかわらず、新規を取ってこれるのは社長である自分だけ。従業員はWeb制作の技術はあっても、営業はできないのです。つまり、

 

 

自分が倒れたら終わり・・・

・・・という状況です。なんとか今月乗り切っても、また次の１日になればまたゼロから、、、こんなことの繰り返しです。もちろん、今回ほどとはいかなくても、たまに紹介などで大きな仕事が入ることはあります。そのときは大きな売上が上がるのですが、また次の月は大きく落ち込んでしまいます。

 

そんな状況だから、いくら収入が増えてもまるで心が休まることはありません。それに、将来の自分の生活や会社のことを考えると、そのお金は全然使う気になりません。給料をもらったら何も考えず、スグにほとんど遊びに使ってしまう若い従業員がうらやましく思えることすらあります・・・。

 

休暇も取りたいけど（そして実際は１週間くらい休んでも問題ないはずなのに）、どうも不安で仕事をしてしまいます。不安を消すために仕事に逃げている、というのは自分でもわかっています・・・。

 

 

妻には「あと半年待ってくれ」と言ったものの・・・もう何年も同じことの繰り返し。

もちろん、そんな悩みは従業員には理解されません。社長のクセにケチだな。また新しい「戦略」かよ、どうせまた変なセミナーで洗脳されてきたんだな。いつも仕事ばっかりで、よっぽど仕事が好きなんだな。・・・などなど、経営者の気持ちは、従業員とは永遠に交わることはありません。

 

このWeb制作会社の社長と、多少の状況の違いはあるかもしれません。しかし、あなたも会社を経営していて、彼と似たような気持ちになったことはありませんか？

 

・ 今は良くても、来年はどうなるんだろう？
・ どうすれば売上は安定するんだろう？利益が確保できるんだろう？
・ どうすれば将来の不安を消せるんだろう…？

 

これを解決する方法について、ダイレクト出版株式会社（大阪中央区）の小川忠洋社長は「３つの数字に答えがある」と言っています。

 

不安定な会社が右肩上がりの会社になるカギは、この「３つの数字」にある？

 

 

 

 

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などです。

 

 

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小川 忠洋　Tadahiro Ogawa

ダイレクト出版代表取締役
栃木県出身1976年生まれ

 

物理学者になりたいと思い、大阪大学理学部に進学するも挫折。在学中よりimodeの事業などに関わりダイレクトマーケティングを学ぶ。当時、日本にはほとんど存在しなかった、セールスライターを志し起業する。

米国流のダイレクトマーケティングを導入した結果、創業３年で年商10億円を突破する。

「インターネットマーケティング最強の戦略」「自分を不幸にしない13の習慣」「FREEで利益を生み出す45の鉄則」を出版。

 

株式会社ケネディコンサルティングをグループ会社に米国ダイレクトマーケティングの権威ダンケネディ氏のコンテンツをライセンス契約して販売する。米国流ダイレクトマーケティングには日本で最も詳しいとの評判。

 

商品を買う前に見込み客との関係作りをするという意図から、日刊メールマガジンでコンテンツを配信しはじめる。現在では、読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。グループの総発行数は1日50万通。年間１億通以上メールマガジンを配信。

 

グループ会社　株式会社経営科学出版設立。

 

出版業界にダイレクトマーケティングを導入。書店や取り次ぎなど既存の流通チャネルを一切介さずに、インターネットを使って顧客にダイレクトに販売する手法を確立。価格帯も通常の書籍の３倍前後で販売。翻訳書を主に手掛ける。

 

【クライアントgroup含む】

７つの習慣のフランクリンコヴィー社、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、ほか著者などは、日本一のマーケッター神田昌典氏、断捨離のやましたひでこ氏、スラムダンク勝利学の辻秀一氏など。