From:寺本隆裕
From:寺本隆裕
2年ほど前、僕はある美女と知り合いました。
彼女は僕よりも3つほど年下の会社員です。
仕事をバリバリこなす彼女は、若くしてたくさんの部下を束ねるポジションをまかされていて、オーナーからも一目置かれる存在です。彼女の部下や後輩とも話した事がありますが、男女問わずみんな彼女の事を尊敬していました。
月に1回ほどは、彼女と会って話す機会があります。僕も彼女もお互い結婚していて、お互い仕事が好きで、年齢も住んでいるところも近い、というのもあり、彼女とはとても話が合います。
彼女の仕事は部下の管理と育成、それと顧客対応。
ただ意識の高い彼女は、自分の会社の売上が落ち込んできている事を気にしていて、自発的にマーケティングのやり方や集客の方法を学んでいるそうです。先日も、社長向けのセミナーに空きが出来たらしく、彼女は「それなら私が」と手を挙げてそこに参加していました。
先日彼女と会ったとき、彼女はそのセミナーで教わってきた事を、僕に教えてくれました。
彼女「寺本さん、こないだのセミナーで教わったんですけど、プロとアマチュアの違いって何やと思いますか?」
寺本「うーん、何やろ。」
彼女「答えは、、、」
寺本「あ、ちょっと待って。考えるから。うーーん、、、「プロはどんなときでも言い訳をしない」ってことかな?」
彼女「おおっ!それなんかかっこいいですね!」
寺本「いや、こないだテレビでやっててん。確か長嶋茂雄と青木功の言葉やったと思う。。。」
彼女「でも残念です。違うんですよ。漢字で2文字。ひらがなだと4文字です。」
寺本「うーーん、、、」
さて、あなたは何だと思いますか?
答えは、、、
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答えは、確率。同じ結果を出せる確率の違いが、プロとアマチュアの差、だというのです。
なるほど。。。
ビギナーズラック
ギャンブルでたまたま初心者が勝つことが「ビギナーズ・ラック」と言って珍しがられるように、ビギナーやアマチュアは勝つ確率が低いのが当然。逆にプロは勝つ確率が高いから、勝って当然、みたいな感じです。
僕も以前ゴルフのコースに初めて出たとき、ショートホールでパーをとってうれしかった事があるけど、でもそれだけ。その日パーをとれたのはその1回だけだったし、その何日か後に再びコースに出たときは、1回もパーをとれませんでした。
それと同じように、、、
プロの投資家は、高い確率で資産を増やす事ができます。プロのバッターは、高い確率(打率)でヒットを打つ事ができます。プロのコピーライターは、高い確率(成約率)の広告を作る事ができます。プロのマーケッターは、高い確率で売れるプロモーションや商品を作る事ができます。
彼女が教えてくれたように、確かにプロとアマの違いは、結果を出す確率の違いにあるのかもしれません。実際彼女も高い確率で結果を出しているために、たくさんの顧客の信頼を得ていました。
ビジネスの世界だと、たまに、
「一般主婦がひらめいたアイディアが商品になって、ソレが大ヒットした」
なんてニュースを聞いた事があるかもしれません。「アマが勝った」パターンです。が、それはビギナーズラックの部類に入るのでしょう。
なぜなら「ニュース」は珍しい事を取り上げるもの。「一般主婦のアイディアが商品になって、ソレが大ヒットした」というのが「ニュース」になるという事は、それが「珍しい事」であり「確率が低いと思われたものが成功した」からです。
「一般主婦がひらめいたアイディアが商品になったが、それは失敗した」というのがニュースにならないのはなぜか?というのを考えてみるとよくわかります。
でもこの事実に気づかないアマチュアは、自分の勘や何となくの感覚でマーケティングやキャンペーン、商品のアイディアを企画します。彼らは勝率の低いゲームをしようとしているのです。
それはまるで初めてバットを持つ人がバッターボックスに入って、全ての球をフルスイングしているようなもの。打率が低いのです。
我々がやりたいのは何?
でも、我々がやりたいのは、彼らのような「負け試合」でも「ギャンブル」でも「宝くじ」でもありません。「思い出に残る試合」でも、「感動する試合」でもありません。我々がやりたいのは、「勝てる試合」です。
だから、
我々はプロとして、負け試合を避けなければいけません。我々はプロとして、あらゆる手を尽くして仕事の成功の確率を高めなければいけません。我々はプロとして、先人の知恵から成功の確率の高いアイディアを盗まなければいけません。
そのために我々は、信頼できる指導者から教育を受けなければいけないのです。ダン・ケネディの知恵を継続的に学ぶべき理由は、ここにあります。
PS:我々がプロとして最もケアしなければならないのは、自分が日々、何に時間を使うべきかということ。つまらない事に時間を取られ、貴重な時間を無駄にしている場合ではありません。重要なことを次々に「完了」させる方法を、信頼できる指導者から学びましょう。
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