From:小川忠洋
誰も一人では仕事はできない。できたとしても大した成果は出すことはできない。
ビジネスというのは、必ず、組織でチームでやらないと大きな成果を出す事はできない。
だから、組織・チームで仕事をする能力というのがビジネスでは最も重要で、あらゆる職種に必要とされる能力になる。
専門的な能力、(たとえば広告コピーを書く能力や素晴らしいデザインを作る能力など)がどれだけ優れていたとしても、チームで仕事をする能力が低かったら、残念ながらその人の生み出す成果はたかだか知れている…
一馬力では、大きな仕事は決してできない。必ず、誰かの協力が必要になってくる。
全てを一人でやろうと思ったら、細かいところから、かなり幅広い知識が必要とされて、あらゆる事をやらなきゃならない。
これは極めて効率が悪く、非現実的。だから、それぞれ仕事の役割・分担というものができる。
時々、自分は一人でビジネスやってます、自分は一人で成果だしてます!なんていうバカ野郎に出会うことがあるが、それは結局、勘違い。モノゴトを小さい範囲でしか見れてない証拠。
チームで仕事をするのが必須ならば、チームを動かす、能力というのは何か?
それがコミュニケーション・スキルである。
コミュニケーション・スキルが高ければ、チームを動かして、成果を上げることができる。
コミュニケーションができなければ、どれだけ高い能力を持ってたとしても役立たずになりかねない。
とは言え、コミュニケーション・スキルってなんだかよく分からないよね?
上手にしゃべる能力なのか?
人前で自分の意見をきっぱりと述べる能力なのか?
言いたいことをまとめて伝える能力なのか…
あまりに抽象的で分からないために苦手意識を持っている人も多い。
でも気にする事はない。
コミュニケーション・スキルというのは、上手に話す能力の事ではない。
上手に話せるバカ(?)もいっぱい世の中にはいる。
コミュニケーションにおいて、最も重要なのは、今週のテーマでもある、「相手を理解すること」である。
相手が何を言ってるのか?
相手がどう思っているのか?
相手の意見は何か?
相手の目的は何か?
相手の感情はどうなっているか?
などなど、相手を理解すること。
これが上手なコミュニケーションの第一歩。
極論で言えば、相手を理解することに集中していれば、コミュニケーションは上手くいく。
ところが、コミュニケーションに苦手意識を持つ人は自分が上手に話すことにフォーカスしがち。
これは間違い。上手くしゃべれなくてもいい。ちゃんと聴いてればいい。
ちゃんと相手の話を聴いて、相手を理解すれば、7,8割はOKである。
とかく、人は自分の立場、自分の気持ち、自分の損得を主張しがちそれは、小学生でもできる。
大人なんだから、まずは相手の事を理解することから始めよう。
少なくとも今週一週間は、相手の話にいつも以上に耳を傾けるようにしてみてはどうか?
いつも以上にとは、、相手が話している時には目を見て聴く相手が話している事をメモを取りながら聴く、相手が話している時には、パソコンは閉じる、などなど、、、
さて、あなたはどうするか?
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