From:ダン・ケネディ
私たちは社会で生きていく中で、多くの時間、エネルギー、そしてお金を浪費しています。
例えば、助けてもらう準備ができていない人を助けようとすることがそうです。
セールスマネージャーは、成績が最も悪く努力もしない社員に時間と労力をつぎ込みがちです。本来は、最高の仕事をする成績トップの社員が、もっと活躍できるように努力すべきなんですがね。
例えばの話ですが、私にアドバイスを求めてきた人がいたとしても、結果としてその人が何も変えようとしないのであれば、それ以上は何も言わなくなるでしょう。そんな時間を無駄にしている暇はありません。
成功を収めた起業家には、色んな形でこのような罠が待ち受けています。怠惰でものぐさな家族や親族を雇い、彼らを仕事ができる人間へと変えようとすることは、よくある失敗ですね。
お金を落としてくれない人を、購入してくれる顧客にするためにお金を使うことも無駄です。
ビジネスオーナーは、多くの既存顧客の気を引くキャンペーンに、まずは資金を費やすべきなのです。その後に、お金を落とさないお客を取り込み、自分たちの製品やサービスを購入するように仕向ける戦略を立て、そこに時間とお金を使うのです。
つまり、こういうことです。
利益の80%を生み出している20%の顧客は、その会社がそれ以外の顧客に費やしているエネルギーや資金を享受していないということです。つまり、大きな違いを生み出すことに注力せずに、さして重要ではないことに時間を浪費しているのです。
セールスマンが、彼らの時間の80%をわずか20%の利益しか生まない顧客の問題処理と質問対応に費やすという話は珍しくありません。
一日をどのように過ごしているか、考えてみて下さい。ほとんどの人は社会の仕掛ける罠に嵌り、自分の時間の20%を使って、自分がすべきことの80%をやる羽目に陥っています。
私は、ビジネスやマーケティングで起きた問題についての手助けを頻繁に頼まれます。問題を解決するために必要なことについて話し始めると、依頼者はしなければならないことのリストや、必要なスキルを手に入れたいわけではないことがすぐに分かります。彼らは、ただ私に問題を解決してもらいたいだけなのです。
問題解決に対して狭量な人や、主体性がない人を助けようとするのは愚策ですよ。
こうした考え方は一般的に80:20の法則、あるいはパレートの法則と呼ばれています(ヴィルフレド・パレート(1843-1923)の発見による)。
この80:20の法則は、成功を遂げるため最高の結果をもたらす20%に働きを注力し、ほとんど、あるいはまったく報われないような80%はやらないか誰かに任せてしまうべきだという考えです。
自分の時間、お金、エネルギーをどこにどのように使うのかを考えましょうと、常々私はチタンメンバーや自分の顧客に伝えていますよ。80:20の法則と、素晴らしい反応をしてくれる顧客が持つパワー、そして少数でも莫大な利益を出せるということを完全に理解して、あなたのビジネスに賢く応用するのです。
この原則は、生活や仕事のどんな事柄についても当てはまります。
簡単にいうと、ビジネスを進めていく上で、成功するための有効なちょっとした「仕掛け」を使うことなのです。例として、マクドナルドの広告について考えてみましょう。あなたも使えそうなマーケティングの「仕掛け」の中から、最も効果的な5つの戦略を紹介しましょう。
能動的に動かない人を助けることに自分自身を巻き込むのは、バカな人たちがゴールドラッシュに殺到するのと同じことですから避けるべきですね。どこに時間やお金、エネルギーを費やすかという原則を把握することは、収入と素晴らしい機会を増やす確実なお金儲けのための秘策なのです。
-ダン・ケネディ
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