From:ダン・ケネディ
今日はバレンタインデーなので祝日というものについて考えさせられました。人生最高の時はいつも祝日でしたね。
子供の頃、感謝祭は一大イベントでした。私たちは毎年、橋を渡り森を抜けて祖母の家に行ったものです。親戚も集まりましたよ。しかし私が1番待ち望んでいたのは、感謝祭の後の金曜日でしたね。
感謝祭のすぐ後の金曜日と週末は、本当に大きく特別なものだったことを鮮明に覚えています。そこが正式なクリスマス・シーズンの始まりだったのです。皆その時期になると街へ繰り出し、公共広場にある大きなデパートに行き、サンタクロースに会い、買い物をしたものです。私は毎年スターリング・リンデン・デパートのカフェでアイスクリーム・サンデーを買ってもらっていましたね。
このダウンタウンにあった憧れの場所であるデパートの消滅は、たくさんの「特別感」を奪ってしまいました。今ではクリスマスショッピングは常に頭の片隅にあり、私たちを苦しめます。もっと悪いことに、クリスマス・シーズンがハロウィーンの前に始まるようになってしまいました。私なんか感謝祭が来る前には、もうすでにイヤになっていますよ。こんな風にクリスマス・シーズンを1年の4分の1にまで引き伸ばしたって、子供にも私たちにも、そして小売業にとっても何もいいことはないですよ。
しかしもっと重要なことは、一体どれだけの「特別なもの」が取り上げられ、台無しにされ、軽んじられ、色あせたものになってしまったかということです。
人々が期待と共に待ちわびて、感嘆と驚きと楽しさを体験できるような真の特別なイベントを提供できるマーケターにとってはいいチャンスです。
-ダン・ケネディ
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