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単価をあげた「から」リピートもあがった話

2016.12.9 | ,
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From:北岡秀紀

あるイタリアンレストランの話。
平均単価が3,500円程度と立地の割に低めなので、なんとか単価アップをしたいと思い、私のある講座に参加してくれました。

そして、講座で学んだことをひとつずつ実行していき、3ヶ月後、4,200円まで単価をアップすることができました。
たった700円のアップに見えますが、売上にすると1.2倍です。
3ヶ月で20%増であればなかなかの数値でしょう。

しかし、彼はそこで不思議なことに気づきました。
売上は1.2倍ではなく、1.35倍になっていたのです。
つまり、単価の上昇率以上に売上が上昇していたのです。

ウェブやチラシなどのペースや成約率は変わっていない。
つまり、新規客数は増えていない。

そう、リピート率が上昇していたのです。
実際、アンケートなどからもそれは裏付けられました。

単価があがったら、リピート率は下がりそうなものです。
この店主もそうなる覚悟はしていて、広告の出稿数を増やそうと考えていたそうです。

単価をアップしてリピートが上がった理由

しかし、結果は真逆。
単価が上がって、リピート率もあがりました。

なぜか?
理由を探っていたところアンケートに面白いことがわかりました。
「珍しい料理が食べられる」
「すごいいい食材をつかっている」
というコメントがちょこちょこ入っていたのです。

しかし、価格をあげる前からレシピもメニューも材料も何も変わっていません。
にもかかわらず、こういうコメントが増えているということは…

心当たりがないか、店主に確認しました。
すると、高い価格の皿を頼んでもらうため、もう一品・二品注文してもらうためにコミュニケーションを増やした、とのこと。

これまでも彼は、チラシや壁などで、珍しい料理があること、食材にこだわりがあることを伝えていました。
しかし、それがアンケートに反映されることはなかった。

つまり、今まではそのこだわりにお客さんは気づいていなかったわけです。

あなたの価値伝わってる??

多くの社長が、ウチの商品・サービスは価値と比べて価格が安すぎると嘆いています。
でも、それはお客さんにわかってもらおうという努力をしていないからではないでしょうか。

「使ってもらえればわかる」は「使わなければわからない」のと同義です。

そして、伝えているのと伝わっているのは違います。

あなたがお客さんに伝えるべき価値とはなんでしょうか?
それが「伝わる」にはどうすればいいんでしょうか?

ぜひ改めて考えてみてください。

北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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