From:山田光彦
今年の仕事もあと、3日。
ほんとうに早いもので、今年ももう終わりです。
なので、今年うまくいったことを来年にも活かそうと、今年はどんなことがうまくいったのか。その洗い出しをしていました。その中で感じたのは、トレンド(一時的なブームではなく)にうまく乗ることができれば、業績を伸ばすことができるということです。
実際、トレンドに乗ることで、ビジネスを大きくしてきた会社はたくさんあります。
たとえば、インターネットが生まれたことで、Google、Yahoo!、楽天、Amazonなどの巨大企業が生まれましたし、スマホの普及が進んでいく流れに乗ったモバゲーは、プロ野球球団を持つまでに成長しました。
もう少し規模の小さな話でいうと、メルマガができた時には、メルマガの配信スタンド「まぐまぐ」やメルマガを使ったビジネスがたくさん生まれました。
ネットの世界では、こういったトレンドのうつり変わりが早いので、その流れを予測するのは難しいですが、うまくトレンドに乗れれば、ビジネスを大きくするチャンスになります。
なので、僕たちが今年やってみて、うまくいったことをベースに、ゆる~い感じで来年のネットマーケティングのトレンドを予測してみたい思います。
あなたもきっとヒカキンTVやバイリンガールのチカさんといった、いわゆるユーチューバーと言われる人たちを見たことがありますよね(好きか嫌いかは別にして)。
このユーチューバーと言われるほとんどの人たちは、少し前まであまり有名な人達ではありませんでした。が、Youtubeというメディアが成長するとともに、ユーチューバーたちの知名度もどんどん上がっていきました。
(もちろん、この話はユーチューバーになって稼ごうという話ではありません)
Youtubeがメディアとして成長しているというのは、簡単に言ってしまうと、、、
とにかくアクセスが大量に来ている。
ということです。
具体的には、Youtubeはいつのまにか世界2位の検索エンジンになっています(日本では3位といわれています)。検索エンジンはネット上にあるプラットフォームで、最もよく使うもののひとつですから、それで世界2位というのは現実の世界でいうと、こんな感じです。
少し前までは、そんなに人通りも多くなく、そこまでパッとしない街だったのが、、、東京で言えば銀座とか、大阪で言えば梅田やなんばと言った人が集まる一等地のような場所になってきた。
(現実の世界でたくさん人が集まる=ネットの世界ではアクセスが集まる)
それに、月間ユーザー数は4079万人といわれていて(2013年10月、コムスコア社の調査より)、日本の人口が約1億2000万人ですから、3人に1人が月に1度はYoutubeにアクセスしている状態です。
調べたわけではありませんが、たぶん、現実の世界でこんなに人があつまる街は、ないんじゃないかと思います。つまり、Youtubeは今、アクセスを集める媒体として、かなり力を持っているということです。
たとえば、ちょっと検索してみて出てきた、このかわいい猫の人気動画の再生回数は144万7915回。
144万回です。これがもしどこかのホームページに、貼り付けられていた動画なら、144万回も再生されることはなかったでしょう。
ちょっと話が長くなってしまいましたが、簡単に言ってしまうと、Youtubeをうまく使えば、アクセスを大量に集められる、ということです。
「Facebook」の映画が公開されていたときと比べて、少し勢いが落ちてきたとはいえ、安定したメディアになっているのがFacebookです。
Facebookの人口をひとつの国と考えると、、、
1位:中国
2位:インド
3位:Facebook
というデータが出ているぐらい利用人口が増えていますし、離婚のきっかけの20%がソーシャルメディアと関連している、というおもしろいデータも出ているようです。
よく考えると、このYoutubeとFacebook。2つとも2005年にリリースされているので、まだ、できてから10年も経っていません。そう考えると、やっぱりインターネットマーケティングのスピードは本当に早いですね。。。
Youtubeとかぶっているところはありますが、これはYoutubeに限ったことではなくて、Webで情報を配信する方法はビデオが主流になってくる、という話。
どういうことかというと、今、ネットを使っている人の多くは、ホームページ等に書かれているテキストを読むためにネットを使っています。ですが、これからのネットユーザーはビデオを見るためにネットを使うようになる、ということです。
大手IT会社の米シスコ・システムズが2014年に発表したVNIレポートによると、、、
「ネット回線が高速化してきたことで、ビデオを見る人が増加。2018年には8割の通信がビデオの閲覧になる」
と発表しています。
大雑把に考えて、今までは、ほぼ100%の通信がテキストだったのに、それが20%にまで落ちてしまう。ということになると、ビデオを使わずにネットで集客していると、知らないうちに市場が2分の1・・・3分の1・・・4分の1・・・5分の1と小さくなってしまうということです。
しかも、2018年は約3年後。
そんなに遠い未来の話ではありません。なので、このレポートによると、変化は急激なスピードで進んでいくかもしれない、ということになります。
それに、Youtubeが検索エンジンで世界2位になったことにも、ネットユーザーがテキストではなく、ビデオを見ようとしている傾向が出ていますよね(Youtubeで検索して出てくるのは全部ビデオ)。
もちろん、本当に3年で、そこまでの変化があるかどうかはわかりません。ですが、ネットを使った情報を配信する方法が、テキストからビデオの方向へ流れていくことになるでしょう。
ゆる〜いトレンド予測のまとめ
トレンドは、他にもたくさんありますが、この3つのトレンドが、僕が今年成果を実感したものです。そして、トレンドに乗ることはビジネスを大きく伸ばすきっかけのひとつです。
なので、2015年、あなたもこの中のひとつに取り組めば、きっと大きな売上アップにつながるはずです。
山田光彦
PS.
僕たちがこのトレンドに乗って、どんな成果が出たのかは、こちらのレポートにまとめてあります。
↓
レポートはこちら
【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします