「お客様に『高い』と言われると、ビビってしまい、『高い』って言われる前に、自分で最初から値段を下げてしまっていた。」
そう語るのは、現在ジブラルタ生命保険で営業をされている伊藤祐子さん。
外資系の保険業界で9年間以上、文字通り戦ってきた伊藤さんですが、実は保険業界に入るまで、本格的な営業は未経験でした。
営業の楽しさを知ってからは毎日が楽しいと仰ってますが、実は、、、
保険の営業の方って、多分、皆さんそうだと思うのですけれど、お客様に「高い」と言われるとびびっちゃうんです。だから、「高い」と言われないように、最初から自分で保険料の値段を下げちゃったりするのです。
私も「これはすごくいいと思うんだけど、これを持っていったら、高いって言われちゃうかな」というのは、しょっちゅうありました。だから、どうしてもお金のブロックがあるうちは、「高いって言われちゃう」と思って、高額商品を一切提案できないのです。だから本当に、せいぜい毎月1万円とかくらいの提案以外、一切できませんでした。 そういうお金のブロックは、保険の営業のほとんどの方が、ものすごく持っていますね。
断られるのもやっぱり辛くて、最初の頃は断られると、特に新人の方は「全人格を否定される」と思っちゃうんですよね。「私の提案」がだめなんじゃなくて、「伊藤祐子」を全部否定されちゃったような気になっちゃうので、最初の頃は、私もなってました。もう嫌だみたいな(笑)。もう嫌だ、もう断られた、もう嫌だ、みたいな。
それに、リアルにお金の話ばかりするので、お金のブロックがあると、やっているほうが辛いんですよね。聞く質問も全部、「毎月の生活費は幾らですか?」とか、「わからないんですよね、そうですよね、生活費ね。じゃあ年収は幾らですか?」と、ストレートに聞きます。
「年収幾らですか?」、「年間の例えば貯金、貯蓄額は幾らですか?」とか、「残りを12で割ったらそれが本当のリアルな生活費ですよ。知っていました?」って。「え、こんなに使ってないよ」みたいな。いえいえいえ、使っているのです。「だって残ってないでしょう?」って。そういうお金の話ばかりしているので、お金のブロックがあると、やっているほうが辛いんですよね。
一番大きかったのは、「頑張っても収入が増えない」というところですね。「何でこんなに頑張っているのに、なかなか収入が増えてこないのだろう」というところ、その焦りとか、そういうところですね。とにかく何か、「わらをもつかむ」じゃないけど、「何か少しでも自分の役に立つことがあれば、試してみたい」というところからです。
ずっとじゃないですけど、勉強する前はやっぱり苦しかったですよね。例えば、「今日、お昼御飯は食べないでおこうか」とか、貧乏学生じゃないのですけれど、「お昼代はちょっと考えたほうがいいよね」となっていました。
そうじゃないと営業するのに「移動費、交通費がなくなっちゃうから」と思って、素早く頭の中で計算して、「あ、お昼やめておこう」とかなっていました。そんなこと、絶対に人に言ったことはないですし、知らないと思うけれど。母が見たら、きっと泣きますからね。
一番大きかったのは、気持ちの持ちようというか、心の問題がクリアになった、というか。マインドセットがあったのが実は一番大きかったのですね。で、数字的なところは、実は後からついてきた、という感じです。
今も「高い」と言われるけれど、ご挨拶ぐらいにしか聞こえないので(笑)。「おはよう」とかとそんなに変わらなくて、「高いですね」と言われても、「そうですね」みたいな(笑)。
でも、「この人に合う保険はこれ」と考えて作っているので、抵抗は全然ないですね。 やっぱり考え方が変わると、受け取る言葉が違いますね。
お金のマインド以外の面でも変わっていて、やっぱり自信がつきましたよね。言葉の一つ一つに自信がこもる、というか、そこが多分、今までの私と今の私と一番違うところなんじゃないですか。
自信がついたことを実感した瞬間というのは結構あって、保険の営業をしている時に、「あ、今、刺さったでしょう」とか、「あ、今、もう刺さった、決まった」みたいな瞬間が、すごく手にとるようにわかるようになりました。
100%ではないけれど、「あ、これはもう決まる」というのがわかるようになりました。 何かしっくりこなくて、「そうだね」と言っているけれど、実は納得していないでしょう、みたいなのとか。そういうのを言葉の端々とか、読み取らないといけないので野性の勘というか、「第六感が身についた」的な感じですかね。
自信があるからというか、多分、いろいろな情報がとれるようになったのです、きっとね。言葉尻だけじゃなくて、いろいろな情報をお客様からの情報を組み合わせて、多分自分の中でまとめられるというか、言葉に変えられる、というか。余裕が少し出てきた感じですね。
「伊藤さん、あの瞬間に化けましたね」って、一緒に私について回っていた後輩が言っていたのですけれど、初めて3000万円ぐらいの保険商品をお預かりしたときがあったんですよ。
そのときに、別に全然意識はないんです。もう本当に、「この人にはこれがいいや」、チャカチャカチャカってつくって、「はい」みたいな。それが、もう、すぐに決まったんですよ。で、隣で見ていた後輩がびっくりした、っていう。
たしか、それが2015年の3月だったのかな、と思ったのですけれど、その瞬間に「化けた」」って言われましたね。他の人にも「変わったね」と言われるのですけれど、 「男がかわったのかと思った」とか、いろいろ言われて(笑)。
でも変わったのは自分で、一番自分に影響力のある人間って、やっぱり自分じゃないですか。そこが変わったので、やっぱりマインドのところがすごく大事なんだな、って。
他にもマーケティングの面から言っても変わっていて、「ターゲットを絞って、そこにダイレクトにメッセージを送る」というのを繰り返すようになったので、やっぱり一番いいときで11%とか。
保険屋さんから来た手紙とかはがきで、お客さんが電話をかけてくるということって、ほとんどないのですよ。あっても「解約したいんです、ちょうどよかった」みたいな電話しかないのですけれど、そうじゃない電話が100通送ったら11件かかってきたので、これは結構いいな、と思いましたよね。
その影響かはわからないのですけれど、会社が定期的にDMを送ってくれるようにもなりましたね。
レネゲイド・ミリオネア・システムで売れない理由はほとんど潰せて。売れない理由って、大きく2つあると思うのですよ。
「何でとれないか」というのは、とれなさそうなところに行っているのが、まず1つ。もう1つは、こちらの問題でブロックがある。商品を売るとか、特に高額の商品を売ることに対してのブロックがあるから。「どうせ入ってくれませんよね」的に言ったって、入ってくれないじゃないですか。「多分入ってくれないんだろうな、高いし」みたいな。そうするとダメですよね。
2つ目は、ダン・ケネディのお金の話であるとか、マインドのところが変えてくれるのです。もう、ほとんど。ほとんど売れない理由というのを潰せます。だから売れなくて困っている人は聞いたほうがいい。
セールスパーソンは、もう絶対に聞いたほうがいいと思いますね。マインドセットがやっぱり一番重要で、もう、考え方が変わるのです。そこが変わらないと。
いくら知識を高めるとか、何か、いろいろあるとは思うんです。技術的なこと、スキルを上げるとか。それは大事なのだけれど、でも根底が変わらないと多分だめ。本当の意味では変われないので。
魔王の剣を持った、レベル1の勇者みたいな感じで、使えなければ、いろいろ道具を揃えてもしょうがないんですよ。そのためにはレネゲイドを聞いていただいて、考え方から変わらないと。私も3~4回迷ったのですけれど、結果的なことを言っちゃったら、「迷っているんだったら、もう、買っちゃったほうがいい」です。後で後悔するよりは、やっちゃったほうがいいです。自信もつくし、余裕も出てくるし、マインドも変わって、売れるようになるし。
セールスパーソンは絶対に買ったほうがいい。絶対に聞いたほうがいいと思います。特に「本当に売れなくて辛いんです」とか、「苦しいんです」という人は、「頼むから聞いてくれ」という感じですね。
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