From:小川忠洋
From:小川忠洋 ダイレクト出版
大阪のスタバより、、、
今から80年も昔の話。伝説のコピーライターと呼ばれるような人間がいた。彼は広告を書いて、商品を直接販売する、いわゆるダイレクト・レスポンスの父のような人だった・・・
今日、オンラインでは様々な広告のテクニックが開発されている。ビデオマーケティングだったり、プロダクトランチだったり、、、あなたもきっと、毎週のようにどこかでやってるプロモーションを見てて、めまぐるしい思いをしているかもしれない。
そんな時こそ、基本に立ち戻る必要がある。80年も前の男の言葉を聞く必要があるのか?自分の目で確かめてみてほしい・・・彼は80年も前にこんな事を言っている・・・
「私は多くの広告で、同業者なら誰でも知ってるような単純な事実、あたりまえすぎて誰も伝えてこなかった事実を伝えた。こうした事実は、それを最初に伝えた商品に永続的で独占的な名声をもたらした」 ホプキンスは今から80年前、あるビール会社の広告を作る事になった。彼が広告を書くためにビール工場を見学に行ったときの事。そこでは、かなり高度なビールの醸造技術を見ることができた。
不純物が混じらないように徹底的に衛生管理されている。ビール瓶は4回洗浄され、ビールが通る管も1日2回も洗浄される。水も大切なので地下4000フィートから、天然水を組み上げている。さらに最高の味を出すために1200回もの実験の結果、生み出された酵母を使う。
すっかり関心したホプキンスは言った。
『なぜ、これらを消費者に伝えないのか?』
ビール会社の重役は答えた。
『そんな事は当たり前で、どこのビール会社でもやっている。ウチだけに限った事ではない』
『でも消費者は知らない』ホプキンスは答えた。
そして、ホプキンスの作った広告には、それらの事実がこと細かに伝えられた。結果、そのビール会社は業界ナンバー1になった。
ホプキンスの教訓:
我々のような売り手は常に、お客よりも情報をたくさん持っている。しかし、毎日、毎日、その情報に触れているので、それが当たり前で取るに足らない事だと勘違いしてしまう。
しかし商品を売る上で、最も重要なのは、お客である。お客がどういう状態にあるか?どんな知識を持っているか?そのような事が全てであって、同業者がどういう状態か?というのは問題ではない。
いつの時代も、どんなに新しい情報、新しいツールが舞い込んできても、広告の基本、商売の基本は変わらないのだ。だからこそ、新しいノウハウを開発したニューエイジよりも、ホプキンスのような偉大な人から学ぶべきなのだ。 ちなみにホプキンスに強く影響を受けた2人の男がいる。
1人は元コックから広告マンになった男。彼は「この伝説の男の書いた本を7回読むまでは、誰も広告業界に入るべきではない」とまで言い切った。そして、料理人を辞めて彼が作った広告会社は世界でもトップ5にはいる広告代理店になった。オグルヴィ&メイザーのデヴィッド・オグルヴィである。
1人はこの「伝説の男」の書いた1冊の本を16回も読み返し、マーケティングの天才とまで呼ばれるようになった。生み出した利益は7000億とも言う。ジェイ・エイブラハムである。
ところで、3人目はあなたになるのかな?
-小川忠洋
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