From:北岡秀紀
清少納言の『枕草子』って学校で習いましたよね。
その中で「最近の若いもんは…」って話が出てくるそうです。
そんな時代から「最近の若いもんは…」とオッサン・オバサン達に言われ続けて1000年以上経過するわけです。
そろそろ乱れに乱れまくった社会が来ても良さそうなものですが…
そんな様子はなく。
むしろみんなが食えるようになって、便利で安心な社会にどんどんなっているような気がします。
で、我々も年を重ねるほど「最近の若いもんは…」なんて口では言わないにしても、そう思っていませんか?
「これだからゆとり世代は…」とかも同じようなもんです。
でも、よく考えてみると…
社会を変えて来たのはいつだって若者です。
世の中にある革新的なサービスって、ほとんどが若い人が作ったものです。
我々の凝り固まった頭、こういうものだろうと受容して来た我慢を、柔軟で新鮮な若い人達が風穴を開けていく。
「最近の若いもん」「ゆとり世代」が30代、40代の働き盛りの中心になるころに、彼らの価値観が主流派になっていく。
歴史とはそういうものなのだと思います。
よく考えれば、ほんの数十年前までは男が台所に立つなんておかしいって言われてましたからね。
1年、2年単位で見れば、若いもん批判もいいかもしれません。
でも、我々は何十年もビジネスをするわけです。
若いもんが何を考えているのか、そして、それを受けいれていくほうが合理的なんではないかと思います。
卒論をスマホで書く世代ですから、前のめりに理解しようとしなければ絶対に理解できます。
実際、コンサルフィー、ウン千万円のコンサルタントのお家にお邪魔したところ、私が知らないようなラップ?ヒップホップ?を聞いていました。
「若い人間の感性がわからなければビジネスの世界では取り残されるから」ですって。
ということで、若い子と遊ぶのはリサーチだということ。
良かったですね(笑
でも、夜の店はダメですよ。
向こうがオッサンに合わせてくれているわけですから。
-北岡秀紀
追伸
こんな話をするようになるなんて、私もオッサンになったなと思います(笑
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