先週の投稿で、大成功を収めている起業家の最も重要な特徴の1つ、危機対応力についてお話ししました。

これを本当に理解するためには、ただ危機に対応するだけではなく、一瞬で回復できる力を身につけるために成功者について学ぶ必要があるということを指摘しました。

私たちができる次のステップは、成功するための共通点を持つ人たちを間違いなく見つけ出したら、その人たちを手本にするということです。ポイントを見つけましょう。

また、手本にすることと真似することは違います。その人たちを手本にしましょう。その人たちの特徴と関連する行動を手本にしましょう。

このステップを行う最良の方法は、その人たちについて学び、法則を見つけることです。その人たちの背景にある法則は何でしょうか？

何年も前、アメリカの長者番付「フォーブス400」に、大成功を収めていた2人が名を連ねました。個人的なスタイルの大部分、つまり行動と、おそらく哲学の大部分が、部屋の前方と後方くらいかけ離れている2人です。

その2人とは、ドナルド・トランプ（アメリカの不動産王）とサム・ウォルトン（ウォルマート創業者）です。

これだけ違うのは不思議だと思いませんか？ 言うまでもなく、2人の共通点は、とてつもなく多額のお金を持っているということです。そのための能力は非常に素晴らしいものです。これが共通点です。

ただ、スタイルの違いに目を向けてください。ウォルトンは、古いピックアップトラックに乗っていました。トランプは、運転手付きで毎日違うリムジンに乗ったり、自分の名前が書いてあるヘリコプターを使ったりします。

ウォルトンは、ベントンビルに最初の店をオープンした時と同じ、低層で古い建物がオフィスでした。トランプは、立派な超高層ビルや豪華なビルを所有しています。

このように2人のスタイルには非常に大きな違いがあります。ですから、2人のスタイルを真似することはできません。手本にすることはできません。

あなたならどちらのスタイルを選びますか？　どちらが正しいのでしょうか？　ウォルトンが正しくてトランプが間違っているのでしょうか？トランプが正しくてウォルトンが間違っているのでしょうか？

そうではありません。2人とも正しいのです。そして、ある人たちにとってはどちらかのスタイルが適しているのです。

そのため、表面的なスタイル以上のことを学び、2人ともが実践する法則を見つけ出す必要があります。そして手本にするのです。