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モチベーションを保つには

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From:北岡秀紀

FROM:北岡秀紀

「モチベーションをどうやって保てば(もしくは、上げれば)いいかわからない。」
という相談を良く受けます。

ある程度、ビジネスが回ってご飯が食べられる、といいう状況になれば、今、「この仕事をやらない」という選択をしたとしてもご飯が食べられなくなるということはありません。

また、経営者には上司はいません。
やるかやらないかは、自分に100%委ねられています。

人は易きに流れることを前提に考えれば、経営者としてビジネスをすることは、自分のモチベーションとの戦い、ともいえます。

では、どのように自分を奮い立たせて「やるべきこと」「やりたいこと」を実行するのでしょうか?

これを解決するには、冒頭の質問が間違っているということに気付くことが一番のポイントです。
どこが間違っているのでしょうか?
答えは2つあります。

↓(ここは考える時間です)

↓(飛ばさないで考えてください)

ひとつめの答えは。。。

モチベーションはあげられない、ということ。

モチベーションを保つ方法は?上げる方法は?と聞いている時点で、それは暗に「モチベーションは自分の意志でどうにかすることができる」という前提にあります。
特に経営者の場合、以前はバリバリ、モチベーション高くやっていた、という人が多いです。
だから、気持ち次第でなんとかなる、と思い込みがちです。

モチベーションはあげられない

しかし、それは間違いです。
以前、マネジメントの話をしたときに、私はこんな風にお伝えしました。

『ピーマンが嫌いな人に、いくらピーマンを好きになれ、と言ったってピーマン好きになることはありません。
無農薬のおいしいピーマンを出したり、上手に料理したピーマンを出したりして、好きになるきっかけを与えることはできます。
しかし、そのきっかけをもって、好きになるかならないかはコントロールできません。』

モチベーションも同様です。
モチベーションというのは湧き上がってくるもので、意志の力で湧き上げることはできません

だからできることは、モチベーションがあがるきっかけを作ることだけ、なのです。

例えば、先日の小川忠洋さんの記事『成功するとヤル気が下がる?』にもあったみたいに、がんばっている人と会う、というのもひとつのきっかけを得る方法、ですね。

モチベーションは低くて結構

もうひとつの答えは、モチベーションが高かろうが低かろうが、そんなことはどうでもいい、ということ。
やるべきことさえやれば、成果は上がるということ。

これも以前、マネジメントのお話をしたときに伝えたことですが。。。

考えてみてください。
あとちょっとでキャッシュがショートするとかいう状況では、あなたはモチベーションがあがらない・・・とか言うでしょうか?
モチベーションが・・・とか眠たいことを言わずに、必死で動くんじゃないでしょうか?

要するに、モチベーションが上がらずとも、「やらざるを得ない」仕組みを作り、やりさえすれば成果が出るのです。

例えば、私の場合、コンサルタントをつけていました。
別にアドバイスをもらうつもりはありません。
そうじゃなく、いついつまでにやります、とこのコンサルタントに伝えることで、やらざるを得ない状況を作っているのです。
だって、言った日時までにできなかったら恥ずかしいですからね。

つまり、どうやったらモチベーションを保てるか、モチベーションを上げられるか、と悩むのは意味がありません。
どうやれば「やるべきこと」をやることができるのか?を考えることが重要だ、ということです。

モチベーションは目的ではありません。あくまで成果をあげる手段に過ぎないわけですから。

追伸1

モチベーションが手段なのは分かるけど、やっぱりモチベーション高く楽しく仕事がしたい、というのが本音でしょう。

それは今回とは全く別のスキルです。
その方法はまたお伝えします。

追伸2

気付きましたか?

今回の内容は、以前お伝えしたマネジメントとほとんど同じ話です。
モチベーションはあげられない、やることさえやれば成果が出るという本質さえ押さえればどれも同じだってことです。

ー 北岡秀紀

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北岡 秀紀

マーケティングコンサルタントであり、コンサルタントを指導するコンサルタントでもある。これまで約900以上のクライアントのコンサルティングを実施し、数々の店・中小企業・オンラインショップの売上改善を果たす。その成功率は91.7%を誇る。(2011年10月現在)単に机上の空論ではなく、「自身で実証済みのノウハウだけを伝える」ことを信条としている。年商1億円を突破したい社長向けの情報サイト『オクゴエ!』を主宰。また、自身のノウハウを受け継ぐコンサルタントを育てるプログラムを主催しており、一人あたりの参加費は350万円という超高額にも関わらず、申込が殺到。参加希望者の77%以上を断っている。

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