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バカな買い物をしたゲスな理由…

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From:西埜巧祐

(にしのこうすけ)

きっとあなたも、私と似ているのであれば、「何でこれ買ったんだろう?」と後悔したことがあるのではないでしょうか?つい最近、部屋の整理をしていました。その時に、こんなものを見つけてしまいました。そして、深く後悔をしたのです…

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これはトラッカーと呼ばれるものです。いわゆる歩数計です。でも、機能がすごくて、心拍数をはかれたり、歩数計をスマホに知らせたり、睡眠の質をはかれたり、、、。

とにかく機能がすごいんです(この時点で、西埜が使いこなせていないことがバレますね)。

価格もまぁまぁします。一番安い歩数計と比べれば、10倍くらいはあるのではないでしょうか。これを買いました。そして、お分かりの通り、もう使っていません。そして、本棚に置いておいて埃かぶっていました。

なぜ、使わないものを買ったのか?

その”ゲスな”理由

これを買った理由。これを公開することは、おそろしく恥ずかしいです。ですが、マーケッター、ライターとして、現実を直視し、それを伝えること。そして、この記事を書いた義務でもあります。なので、お話ししましょう・・・

この理由を知っておくことは、あなたの商品の売上をあげる一つのキッカケにもなるはずです。では、、、お話しします。

〜〜〜〜〜〜〜西埜の買う前の想像〜〜〜〜〜〜〜

意識高いアピール

このトラッカーをつけていると、こんな会話ができます

誰か
「西埜さん。
それ、何ですか?」

西埜
「これですか?
これね、トラッカーって言って
心拍数とかはかるやつです」

誰か
「え、、、西埜さん
そこまでやるんですか?」

西埜
「いや、まぁ
好奇心ですかね。

それに、消費カロリーとか
目標設定もできて、
スマホでウォッチできるんですよ。

睡眠時間の質も
はかれるようです」

誰か
「意識高いですねー
見習いたいですわ。

そのトラッカー
いいですね」

西埜
「そんなことないですよー

でも、トラッカーは
おすすめですよ」

〜〜〜〜〜〜〜西埜の買う前の想像 終了〜〜〜〜〜〜〜

この会話に、何も意味がないのは、きっとあなたも気づいているはずです。もちろん、これ以外にも想定した会話がたくさんあります。それら全てを公開するのは、記事のスペースの関係上、そして僕の名誉をふまえ、割愛させていただきます。この記事であなたにお伝えしたいことは、「西埜は見栄のために、かっこいい歩数計を買った」ということではありません(断じて)。マーケターの観点で、気づいて欲しいことがあります。それは、

人が買うのはゲスい理由があり、それが強い

ということに気づいて欲しいのです。ゲスい感情というのは、、今お話ししたような、自尊心・虚栄心、モテる・・・などを代表する感情です。

人には公言できない、心の中の奥深くで、自分だけが価値を感じる感情です。

人は感情で商品を買い、理屈で正当化します。理屈はあとです。考えてみて欲しいのですが、先ほどあげた”ゲスい理由”は、買う前に考えていることです。買う前に、こんなバカなことを考えているわけです。

「このトラッカーを買えば、生産性があがるんじゃないか?」ということも考えましたが、ゲスな考えに比べれば、小さいものです。専門家でもない僕が、睡眠の質をはかったり、心拍数を測ったり、歩数を調べても、そのデータを使いこなせるはずがありません。

そうではなく、僕は人に自慢をするために、買ってしまったのです。

フェラーリを買うのはなぜか?

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フェラーリを買うのはなぜか?フェラーリはエンジンが他の車よりも優れています。なので、スピードは他の車よりも速いです。でも、考えてみてください。こと日本において、そのスピードを活かす機会はあるでしょうか・・・?

フェラーリを買うのはいろいろな理由があります。でも、決してスピードだけではありません。裏の理由。街中から注目を集められる。人から一目置かれる。人からすごいと言われる・・・いわばスピードを買っているのではなく、注目、賞賛を買っているのです。

あなたの商品を買うのはなぜでしょうか?何かしら、理由があるはずです。そして、それには、人に言える表の感情だけではなく、人に言えない裏の感情もあるはずです。マーケターとして、自分の商品が購入される、いろいろな理由、側面を見る必要があります。

使い方には要注意

さて、ゲスい感情が強いのはわかった。これを使えばいいのか・・・と思うかもしれません。でも、使うのは少し落ち着いてからにしましょう。ゲスい感情を、ストレートに表現すると、人は避けてしまいます。この感情を使うとき、使いやすいのは「ストーリー」です。

歴史に残る名コピーと言われる「ピアノの前に座ったら、誰もが笑った。でも弾き始めると・・・」というコピーは、まさにストーリーを使って、ゲスい感情を刺激しています。その感情とは「復讐」です。

「馬鹿にされた→見返す」という復讐の感情を使ったコピーです。ですが、このセールスレターには、「復讐」という言葉は一言も出ていません。鮮やかに、ストーリーを使って状況を描写して、その感情に訴求をしています。もしあなたが、その感情を使うときは、ストーリーを通して、その感情を使いましょう。

もし、お客さんが買う理由として、あなた自身のストーリーが使えそうなら、それを使いましょう。ストーリーを語ると、個人的なものになりすぎるんじゃ?と思うかもしれません。でも、インターネットマーケターであり、世界的なコンサルタントのリッチシェフレンは、こう言っています

もっとも個人的なことが、もっとも普遍的だ

「こんな経験、誰もしないでしょ?こんなこと、誰も思わないでしょ?」と思っているようなことほど、より多くの人の共感を得られる。ということです。今日の記事では、あえて表の感情ではなく、裏の感情(ゲスな方)に、視点をおいています。これがインターネットに記録が残ると思うと、僕は恥ずかしくてたまりません。

ただ、マーケターとして、商品の売り手として、お客さんが様々な感情のもとで、購入を決めている。というのは知っておかなければいけません。表向きの感情ではなく、裏の感情も特に知っておく必要があります。

様々な感情の裏には、その人自身の歴史があります。その歴史があるからこそ、その人の価値観が作られます。

まぁ、わかりやすい例を1つあげましょう。

例えば、実家があまり裕福でなく、それが嫌だった。だから今はお金を稼ぐことに躍起になっていて、お金がその人の中で重要度の高い価値観に入っているとかです。一見すると、「なんて金の亡者だ」。と思うかもしれません。でも、その人の歴史を見たら、そういう価値観ができても仕方がないと思うはずです。でも、お客さんに売れる訴求を作るなら、その人の歴史を知る必要があります。そして、その人の価値観を理解して売ること。これは、私たちにとって重要ではないでしょうか?

さて、、、あなたは、お客さんが買う”ゲスい理由”を知っていますか?

ps
複雑で、難しそうに感じるかもしれません。でも、複雑だからこそ、この世界は楽しいのだと思います。

PPS
トラッカーのことを、この記事では非難する感じになりました。ですが、単純に西埜が間違った動機で買ったのが原因です。正しい使い方をすれば、あなたのパフォーマンスをあげる一助になることは間違いありません。しっかりと実利的なベネフィットを見据えて買いましょう。好奇心で買うと、部屋の飾りになります。

PPPS
余談ですが、このトラッカー。スタバに入ると1000歩も歩いたことになります。なぜか?今みたいにタイピングをすることで、歩数としてカウントされるのです(振動をカウントしていると推測)。データの信憑性は地の底を突き抜けて、地球の裏側にいくほどなくなりました。
*西埜の個人的な意見です。

西埜 巧祐

2012年にダイレクト出版に入社。1つの商品の販売プロジェクトで3000万円以上を売上げたり、企画したセミナーを告知後8時間で140名(満席)集客したり、年間120万円もするコンサルティングを満員にするなど、、高額商品・セミナーの販売で数々の実績を残す。また、自身が担当した高額セミナーの集客を毎回成功させ、その手順をマニュアル化。現在、それを使ってダイレクト出版の他のマーケッターも、セミナーの集客を行っている。現在は【ザ・レスポンス】のブランドマネージャーとして、プロモーションの企画、運営、商品の開発、人材教育を担当している。

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