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価格競争

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From:山田光彦

「競合と同じ商品を売っているから安くでもしないと、
 お客さんを集めるのが厳しくなってくるかも…」

これは7年前に僕が悩んでいたことです。

というのも、僕は少し前まで司法書士という法律関係の事業をやっていました。
そのときの大きな悩みのひとつ。

それが司法書士の仕事をしていると競合と同じ商品を売らないといけない、ということでした。

司法書士は今でこそ、電車内に広告があったり、一時期はテレビCMがよく流れていたり、と広告合戦が激しくなっています。僕がやっていたときは、今ほど広告は出ていませんでしたが、少しずつ競争が激しくなってきているところでした。

なので、お客さんがいなくて困っている司法書士もちらほら出てきていて

「そんな安い値段で仕事を受けて大丈夫なのかな? 
利益がほとんどなくなるから、大量に仕事を受けないと食べていけないんじゃ??」

と心配になるほど価格を安く設定している人もちょこちょこ出てきているところでした。

僕のところは広告からお客さんが来てくれていたり、価格を安くしてしまうとひとりひとりのお客さんの話をきちんと聞いて、要望に応える仕事をすることができなくなる。そう思ったので、価格を安くして仕事を受けるようなことはしませんでした。

でも、仕事を依頼する「前」のお客さん。外側から見ているだけのお客さんには、ひとりひとりに丁寧に対応しているといったことはわからないんじゃないか。
腕の違いがあったとしても、お客さんからすれば、まったく同じ商品・サービスを提供しているように見えるんじゃないか。そうなってくると、いつか、価格を安くしないと仕事が取れなくなるんじゃないか。

そんな不安を感じていました。

そして、このときの僕と同じ悩み。競合と同じような商品を売っていて、安さをウリにするところもちょこちょこ出てきている。今はいいけど、だんだんお客さんを集めるのが難しくなってくるんじゃないか。そんな不安を感じている、、、と言っておられる社長さんの声を、最近、セミナーなどでよく聞くようになってきました。

こんな状況だったら、どんなやり方をすればいいのか?

こういった状況の中で、うまくいきやすいパターンというか、定石みたいなものがいくつかあります。その中で、かなりオススメのものが、、、

メディアの成長に乗る

という方法です。商品で差別化ができないなら、別のところで差別化するしかありません。そして、このメディアの成長に乗るというのは、商品ではなく、マーケティングで差別化する方法です。

もしかすると、あなたもこの「メディアの成長に乗る」という方法をどこかで聞いたことがあるかもしれません。なぜなら、この方法で成長した会社は、ある理由で最近、大量に出てきているからです。たとえば、わかりやすいので大きな事例でいくと、、、

スマホというメディアが市場に大きく普及して行くのに合わせて、大きく成長したモバゲー。ゲーム業界には任天堂やソニー、マイクロソフトという巨人のような一流企業がいるにもかかわらず、モバゲーはプロ野球球団を持つまで大きく成長しました。

しかも、作っているゲームのクオリティは、任天堂やソニーやマイクロソフトの方が高いにも関わらず、、、です(スマホでできるゲームは、容量が限られていますからね)。

他にも、インターネットが普及していく中で、大きく成長したアマゾン。「本」というどこの本屋で買っても、まったく同じものを売りながら世界的な大企業に成長しました。他の事例も数え上げればきりがありませんが、証券業界では、松井証券やマネックス証券がネットを使って、シェアを大きく伸ばています。アパレル業界では、取り扱っている商品の売上が年間1290億円以上の「ZOZOTOWN」も同じようにネットで売上を大きく伸ばしました。

どれも、競合と似たような商品を売っているものばかりです。が、このように成長しているメディアにうまく乗ることができれば、大きく売上を伸ばすことができます。

ちょっと変わった事例なら、アマチュア作家が執筆した小説をオンラインで公開するケータイ小説。このケータイ小説の作品「恋空」は映画化され(主題歌はミスチル)、テレビドラマ化もされるなど、ケータイ小説からたくさんのヒット作品が生まれました(ちなみに、僕は「恋空」の内容はまったく知りません、、、)。

もう少し身近な事例で言えば【ザ・レスポンス】のお客さんでもあり、アドバイスを頂いたりしている卓球業界の長部さん。長部さんはYoutubeというメディアの成長に乗ることで売上を大きく伸ばしていますし、海外でもワインを飲んでいるビデオを投稿しまくって、ワインを売りまくっている事例もあります。

僕たちダイレクト出版もビデオを本格的に導入したことで、売上を大きく伸ばすことができました(きっとあなたも僕たちが作ったビデオを見たことがあると思います)。

もちろん、この方法を使っても、価格競争から完全に抜け出すことはできないでしょう。ですが、集客するメディアが変われば、競争の激しいメディアよりも、価格競争の影響を受けにくくなります。それに、商品で差別化できない時でも、成長するメディアに乗れば、今までの事例のように売上を上げるのに、とても効果があります。そして、この方法で売上を伸ばしている会社が最近、増えてきているのです。

理由は簡単です。

ネットの登場です。ネットでは、ブログやメルマガのようにずっと使えるメディアの他にも、今ではほとんど聞かなくなってしまったミクシーなど、数々のメディアが短期間に大量に出てくるようになりました。

最近では、YoutubeやFacebook、スマホ、LINEなどがありますね。つまり、ネットの業界は新しいメディアが次々に出てくるのです。その結果、メディアの成長に乗ることで売上を上げる事例がたくさん出てくるようになってきました(一方、次々と新しいメディアが出てくるということは、1度うまくいったからといって、そこにあぐらをかいていると新しいところにやられてしまう、ということでもあります)。

移り変わりの激しいネット業界には、成長するメディアが定期的に出てきます。なので、こういったメディアを使って売上を上げるのは、あなたの会社の売上をひとつ上のステージに上げるための大きなチャンスのひとつです。特にあなたが競合と似たような商品を売っている時には、とても効果的です。

あなたが競合と同じ商品を売っていて、売上を一気に拡大したいと思っているなら、今、どんなトレンドが来ているのか? このトレンドにどうやって乗るか?

一度、チェックして、考えてみてください。

PS.
今、北岡さんがインターネットマーケティングで、どんなトレンドが狙い目なのか?そのトレンドに乗る時のポイントや注意点をこちらのビデオで話してくれています。

こちらをクリック

山田 光彦

【ザ・レスポンス】の責任者兼チーフ・セールスライター。以前は、司法書士として事業をやっていたが、顧客を集める重要性を痛感し、セールスライターへ転身。現在、ダイレクト出版のマーケティング部門の事業部長を務める。

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