トップ > ブログ >  > 変化を生き抜くマーケティング戦略

変化を生き抜くマーケティング戦略

  •  

From:ダン・ケネディ

FROM:ダン・ケネディ

今回からは、マーケティングにおける次の「大ブーム」について話しましょう。

マーケティングにおける次の「大ブーム」とは?

ダイレクト誌で、ある専門家は、カリフォルニアのスパムメール禁止法を「悪夢」と呼び、次のような対策をアドバイスしています。

  1. カリフォルニア州内のEメールアドレスを全て、ファイルから削除すること。ただし、相手からEメールを送ってもかまわないとの署名入りの同意書を得ている場合は、その限りではない。
  2. 関連会社や外部マーケッターが、カリフォルニア州内にEメールを送ることが無いよう確認すること。
  3. 広告やオファーが記載されたEメール・ニュースレターを送らないこと。

もし、この専門家の言うとおりだとすれば、Eメールによるダイレクトメールは死んだも同然です。

そう思いませんか?またもや、「ただより高いものは無」くなってしまいました。お金をかけずにマーケティングを行うことが不可能になりました。テクノロジーをもってしても、昔ながらの諺に勝てなかったのです。

同誌編集者はその記事の中で、ダイレクトメールが次の「大ブーム」になるだろうと予測しています!

そうです。昔ながらの「郵便」によるダイレクトメールが、さまざまな媒体の中でトップの座に返り咲いたのです。

同編集者は、ターゲットを絞った媒体の中では、規制によってその存在を脅かされなかったのはダイレクトメールだけであると指摘しています。郵便によるダイレクトメールの地位は、Eメール全盛期を経てもびくともしなかったのです。

そして、Eメールが破綻してしまった今、封筒に入って届けられるレターに勝るものはありません。

もし、郵便によるダイレクトメールが高すぎて負担できないと言うのなら、そんなビジネスはろくなものではありません。

選択肢は、ビジネスを改善するか、他のビジネスを見つけるかのどちらかです。

ダイレクトメールに関して重要なこととは?

ダイレクトメールに関して重要なことは次の点です。

メッセージの内容と同じくらい、リスト(名簿)の質が成功の鍵を握っています。

きちんと届いて、開封してもらうことが、何よりも大切です。相手に届かず開封してもらえなければ、どんな素晴らしいメッセージでも意味がありません。

開封してもらえたら、今度はコピーが「王様」です。ですから、もし今から何かを真剣に勉強しようと考えているのなら、ダイレクトレスポンスのコピーライティングを勉強すべきです。

あなたが育て上げた、あなた自身の「ハウス・リスト(見込み客のメールアドレスリスト)」に勝るものはありません。

たいていの場合、「ハウス・リスト」にダイレクトメールを送る回数を増やすことが、あなたにとってメリットとなるのです。

ダイレクトメールの頻度を倍にすることを今後の目標にするのも良いでしょう。

次に「大ブーム」になるのは、個人から個人に宛てて書かれ、切手を貼った封筒に入れて届けられるセールスレターです。

エバーグリーン(いつまでも新鮮な)・セールスレターを作り上げることができたら、それは、何よりも価値のある財産です。ずっとそれを送り続けるか、少なくとも、他のセールスレターと交互にそれを送れば良いのです。

そのようなセールスレターと適切なリストこそが、間違いなくあなたをお金持ちにしてくれる手段なのです。

急激な変化に対応するライフ・ストラテジー#1

Eメールを取り巻く環境の変化は急激です。しっかりした大地だと思っていたところが、実は大きな落とし穴だったのです。

こういった変化があなたのライフ・ストラテジー(人生戦略)を大きく変えてしまいます。これからはどんなライフ・ストラテジーが必要なのでしょうか。

1つ目は、何事についても頭から決めてかからないことです。

  • 何事においても、思い込みは避けること。
  • 何か一つのことに、頼りすぎないこと。
  • 常に、急激な変化があるかもしれないことを予想しておくこと。

磐石なものなど、何も無いのです。

急激な変化に対応するライフ・ストラテジー#2

2つ目は、自らの基盤を固めることです。

あなたにとって価値があると見込める唯一のものは、あなたの得意客です。

私がいつも言っていることは、あなたは得意客を「優良資産」としてそれを守り、それに投資し、それを活用しなければならなりません。

ダン・ケネディ

ダン・ケネディ

ダン・ケネディは、毎年100万人以上の中小企業、大企業のビジネスオーナーや起業家に影響を与え、世界一多くの億万長者を生みだしている。そんな彼のことを、アメリカで最も億万長者を生んだ人として、「億万長者メーカー」と呼ぶ人もいれば、「21世紀のナポレオンヒル」と呼ぶ人もいる。 「日本一のマーケッター」にも選ばれた神田昌典氏も、彼の著書を監修し、絶賛のコメントを寄せている。

ダン・ケネディの記事一覧

ブログ一覧へ戻る

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします

ページトップへ
Loading