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90%のビジネスが失敗する理由・・・

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From:小川忠洋

何故、ほとんどのビジネスは失敗するのか?
ビジネスで絶対に成功するためのたった一つの条件とは?

From:小川忠洋

大阪のオフィスから、、

今日は、ダイレクトレスポンスの古き良きお話をしたいと思う。
この話は、80%~90%のビジネスが失敗する最大の理由だ。
なので、注意して読んで欲しい・・・

ゲーリーハルバートと言う今は亡き、世界で最高のコピーライターと言われた男の
セミナーでの話だ。
セミナーの最中、ゲーリーは参加者にこんな質問をした。

「もし、オレとあんたらがハンバーガー屋を始めたとする。
それで、誰が一番売れるか競争したとする。
そしたら、あんたは、その競争に勝つためにどんな”条件”が欲しい?」

答えはバラバラだった・・・

「隠し味に使う秘密のソースが欲しい」
「最高のハンバーガーを作るために最高の牛肉が必要だ」などなど、
中には、「最高の場所」と言った者もいた。
あるいは、最も低価格で売りたいと言うものもいた。

ゲーリーはこう答えた。

「OK。あんたたちにその条件を全部くれてやろう。
全部の有利な条件をあんた達にやった所で、オレはたった一つだけ欲しいものがある。
それさえあれば、オレはあんた達全員を打ち負かす事ができるぜ」

「一体、何が欲しいんだ?」聴衆は聞いた

「オレがたった一つだけ欲しいもの、、、それは、、、」彼は答える。

「・・・腹を空かした群衆だよ!」

考えてみよう。
聴衆のほとんどは、商品をいかに素晴らしくするか?という所に意識がいっていた。
これは、ほとんどの社長、起業家が失敗する原因の最大のものだ。
自分の商品の事ばかり考えている。そして、顧客や見込み客の事が見えていない。

「知ってさえもらえれば、いい商品だから買ってもらえるんです」
というような言葉を聞いた事がないだろうか?
これこそ、商品中心思考の現れだ。
今の時代、”知ってもらう事”の方が”いい商品を作る事”よりもはるかに難しいのだ。

もちろん、聴衆の中には、”場所”と答えるものもいたが、それも自分のビジネスの事ばかりだ。
いいビジネス、いい商品を作れば、お客は自然と寄ってくる。これはとても危険な考え方なのだ。

この質問にあなたはどう答えただろう?

最高のマーケターの習慣・・・

マーケティングにおいて、最もお金を生みだす考えは、いい商品を作ろうとする考えではない。
常に、「腹を空かした群衆」を探す事だ。
これをあなたの習慣的な考え方にすれば、あなたは最高のマーケターになる事ができるだろう。

ビジネスで最大の成功の秘訣は、
「人が欲しがっているモノを探して、それを提供する」
と言う事。

自分が売りたい商品と、人が欲しがっている商品は必ずしも同じではない。
と言うか、たいていの場合、違う。
だから、売れない商品を自分の都合で、一生懸命売ろうとするよりも、
すでにお客が欲しがっているモノをまず見つける事が第一歩なのだ。

どうやって「腹を空かした群衆」を探すのか?

「腹を空かした群衆」を探すのに今の時代はとても便利なツールがある。
それは、あなたが毎日使っているサーチエンジンだ。
つまり、サーチエンジンの検索数を見れば、どれくらいの人がその情報を求めているのか?
と言うのが瞬時に分かる。

グーグルのアカウントを作れば、無料でこんな情報が手に入るわけだ。

グーグルだけではない。僕の場合は、どちらかと言えば、アナログな方法の方をよく使う。
それも、いつでもあなたが見ているものだ。
そして、あなたが何度も買い物している場所でもある。
それはどこか?そう。それは本屋だ。

いつもの場所にある秘密・・・

本屋に行けば、今のトレンドやどんな分野の本が売れているか?と言うのがだいたい分かる。
僕はサイコサイバネティクスなどの自己啓発の商品も販売しているから、
自己啓発のコーナーに行けば、何が売れていて、何が今、旬なのかがスグに分かる。
「腹を空かした群衆」が何を食べているかが分かるのだ。

雑誌などを開けば、最後のページの方にたくさんの広告が乗っている。
その広告がいつ見てもある、というような場合、それはヒットしている広告だという証だ。
つまり、「腹を空かした群衆」が大量にいて毎月、毎月、それを食べていると言う痕跡なのである。

なので、マーケターとして週に一度は必ず本屋に行く事はオススメだ。
それから、検索数を定期的に調べる事もオススメ。

とにかく自分の会社の内側の事ー商品の事とか、ビジネスの事とかーではなく
「腹を空かした群衆」を探しにいこう。
そして、「腹を空かした群衆」を見つけたら、そこにセールスコピーを送り込んでみよう。

それは、彼らにとっては、美味しいレストランのメニューのようなものだ。

小川忠洋 

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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