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グーグルの成功の秘訣

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From:小川忠洋

何故、グーグルは世界1になれたのか?
そして、どうやってそれと同じ戦略をあなたの会社で使えばいいか?

From:小川忠洋

グーグルのセミナー会場より、、

なんてこった。。

グーグル本社の研修にくれば、色々な内部情報を聞けると思っていた僕が甘かったようだ。
グーグル本社に勤める人たちに聞いても、そんな情報は知らないと言うし「あったとしても、教えれるわけがない」という。

当然と言えば当然だ。

前回のビデオでは、セミナーの中で、何も特に報告するような事がない。というような話をした。レスポンスの読者が期待しているようなこれといった情報が手に入らなかったのは事実。だが、セミナーの内容以外から、ビジネスの大きなヒントを得る事ができた。今日はそれをシェアしよう。。。

グーグルは言うまでもなく、インターネットの世界の覇者である。歴史上、ここまで強い権力をもった会社はほとんどないだろう。強大な権力を持つTV局だって、メジャー所が何社かある。しかし、グーグルはライバルを圧倒的に突き放していて独占状態に近いものがある。

グーグルのやり方

そんなグーグルも国の政策だとか、どこかの大資本でそういった地位を築いたわけではない。グーグルも僕たちと同じように小さい会社からスタートして、徐々に大きくなっていったのだ。そんなグーグルのビジネスのやり方を学ぶのは、あなたが今、どんな次元にいようが参考になるはずだ。

今回のセミナーは、そんなグーグルのサービスの一つであるWEBサイトオプティマイザーとグーグルアナリティクスとう二つのツールの公認コンサルタントが集まる会だった。会場には2~300人の人が集まっていた。半数が、公認コンサルタントで、もう半数がそのゲストである。僕はゲストとして参加していた。日本人は僕と鷲見さんの二人だけだった。

※WEBサイトオプティマイザーはテストのツール。アナリティクスはサイトの解析ツール。つまりどのページが良く見られていて、どのキーワードがよく検索されているか、などを調べるツールだ。両方とも無料で使える

去年の集まりでは、2~30人だったらしい。しかし、この1年で急増したようだ。なので会場はやや狭く、熱気に溢れていた。グーグルのWEBサイトオプティマイザーの開発主任みたいな人が壇上に立つ。メキシカンかアジア系の女性だ。

「Welcome !!」

こんな調子でセッションが始まった。各セッションは1時間程度で、グーグルの認定コンサルタントがプレゼンするケースと、グーグルの社員がプレゼンするケースがある。そして、このプレゼンがぶっちゃけつまらない。特にグーグル社員のプレゼンがつまらなすぎる・・・

つ、つ、つ、つまらん・・・

何故、グーグルのメンバーのプレゼンがつまらないのか?理由はとても簡単だ。グーグル側のメンバーは、全員、開発担当だったからだ。要するに、SEとかプログラマーとかそういった職種の人。オプティマイザーの開発メンバーは4人いた。その人たちがプレゼンするんだけど、ま、プログラマーのプレゼンと言った時点で何故つまらないかは言わなくても分かるだろう。

開発メンバー4人 VS 外部コンサル200人

さて、ここまででグーグルの成功の秘密が少し明かされている。何だか分かるだろうか?ヒントは、開発メンバーは4人しかいないのに、外部の認定コンサルタントは200人近くいたと言う事。もちろん、このツールのライバルはいる。アドビ社が出しているオムニチャーというツールだ。アナリティクスは無料だが、このオムニチャーは有料だ。

会場ではオムニチャーに関する話なども出ていた。

さて考えてみよう。あなたがアドビ社だったらどのようにしてグーグルに対抗するだろうか?相手が皇帝グーグルだからと言ってビビる事はない。何故なら、実質戦うのはたったの4人だからだ。有料でサービスを提供していれば、それより大きなプロジェクトメンバーを投入する事ができるだろう。

しかし、、、

しかし。そう。ここで大きな”しかし”が出る。しかしグーグルには外部コンサルタントが200名もいる。そして、それは毎年毎年、急激な勢いで増えているようだ。これに対抗する手段はなかなかない。

成功の秘密。見つけた?

僕がこのイベントに参加して思ったのがグーグルのビジネスのやり方のすごさだ。触れてみて分かったのは、グーグルは開発会社だ。そして、自分たちの強みである開発にエネルギーをフォーカスしている。

外部コンサルタントがここまでの勢いで増えていると言う事は、そこに大きな需要がある事を意味する。グーグルがコンサルタント事業に乗り出せば、かなりの収入をもたらす事は誰が見ても明らかだ。しかし、グーグルはそれをしない。

グーグルはその部分ーつまり自社の強みではない部分ーがどれだけ儲かると分かっていたとしても手を出さない。そして、そこの仕事は外部の人に任せて、外部の人が利益をあげれるようにしている。結果、グーグルの元には世界中から協力者が集まる事になる。

そして、グーグルが持っていなかった強みーつまり営業やコンサルティング、顧客との距離ーなどを手に入れる事になる。そして、たった4人で他者を圧倒するサービスを提供する事ができる。

強さを持たない強さ

あの完璧に見えるグーグルですら、自社の強みにフォーカスしている。というか、そのフォーカスの度合いが圧倒的に優れている。あなただったら目の前に金塊があるのに、それを無視して自分の強みにフォーカスできるだろうか?

考えてみれば、グーグルは昔から、フォーカスが強かった。グーグルのホームページを見れば誰でも分かる。検索ボックス以外に無駄なものはほとんどない。ヤフーやMSNなど他の検索エンジンを見れば、、、その違いは瞬時に分かるだろう。

あなたの会社の強みは何だろう?

それにフォーカスできているだろうか?

まだ、無駄な贅肉があるんじゃないだろうか?そぎ落とせる無駄なものが。。

もし、無駄なものをどんどんそぎ落として行ったら、あなたはその業界のナンバー1企業になる事ができるだろうか?

小川忠洋

小川 忠洋

読者累計30万2163人を誇るマーケティングメルマガ『ザ・レスポンス』発行人、ダイレクト出版株式会社代表取締役社長。『ザ・レスポンス』の他にも、読者累計14万5000人の『デイリーインスピレーション』などを毎日発行。年間1億通以上メールマガジンを配信。日本ナンバーワン・マーケッターにも選ばれた神田昌典氏など、一流の経営者とも提携を結びビジネスを展開。著書に『自分を不幸にしない13の習慣』『フリーで利益を生み出す45の鉄則』『インターネットマーケティング最強の戦略』がある。

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