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マーケッターのためのチェックリスト

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From:ダン・ケネディ

From:ダン・ケネディ

私を「マーケティングコンサルタント」として雇うクライアントは、私が提供する2つの基本的なこと―経験とイノベーションに対して料金を払っているのです。経験を積む方法は2つしかありません―自分自身が置かれている状況を通して経験を積むか、他人が置かれている状況について読んだり聞いたりして他人の経験から学ぶかのどちらかです。でも、イノベーションは、ものの考え方なのです。

私が小規模ビジネスのマーケティングに取り組む時に、まずやるの事があります。それは、ビジネスの全ての側面を支配している成功の基本法則を見直すことです。

チェックリストを使う

その時に使うチェックリストとしてお勧めなのは、ナポレオン・ヒルが500人を超える超大成功した実業家について見つけた共通点に基づいて書いた「思考は現実化する」と13の成功法則です。

ちなみに、この本自体もまた、出版業界において並外れて成功した著書なのですよ。

この本が出版されたのは1937年ですが、今年も「思考は現実化する」はかなりの売上を記録し続けているし、定期的に新版が発売されていて、ここ数年は全国ベストセラーリストにも登場しています。「時間をかけてその素晴らしさが証明されている本を聖書以外に挙げろ」と言われても答えに困るのでしょうけど、この本こそがそういう本なのです。

理由は明らかです。それは、「この本は効果がある」からです。その法則が今でも有効だからです。

言うまでもなく、何もしなくてもクリエーティブになったりイノベーションが生まれたりすると思っている人がほとんどでしょう。でもそれでは、どこかの広告代理店が、ひげを生やしマリファナを吸っている、奇妙な服を着たクリエーティブなタイプを何人か部屋に閉じ込めて、何かがひらめくのを待っている、みたいなものですよ。

クリエイティブ、イノベーションは体系的なプロセス

実際、クリエイティブになることもイノベーションを生み出すことも、様々な可能性を取捨択一していく体系的なプロセスなのです。マーケティングの世界でイノベーターになるには、例えば、「思考は現実化する」の中の法則など、成功のための基本的なアイデアや法則が詰まったチェックリストを作って、広告、パッケージング、マーケティングやプロモーションのプロジェクトに取り組む時は必ず読み直すことが必要なのです。

アイデアは明確な目的を好みます。こういう努力をして私達は何を達成したいのか。

今まで以上に頑張る時に、どうすれば、かかった費用よりもずっと価値の高い知覚価値を購入者に与えることができるのか。チェックリストには他にも似たようなアイデアがあります。

次回は、売上と利益を最大にするためにあなたが作らなくてはいけない2番目のチェックリストについて教えます。

ダン・ケネディ

ダン・ケネディは、毎年100万人以上の中小企業、大企業のビジネスオーナーや起業家に影響を与え、世界一多くの億万長者を生みだしている。そんな彼のことを、アメリカで最も億万長者を生んだ人として、「億万長者メーカー」と呼ぶ人もいれば、「21世紀のナポレオンヒル」と呼ぶ人もいる。 「日本一のマーケッター」にも選ばれた神田昌典氏も、彼の著書を監修し、絶賛のコメントを寄せている。

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