トップ > ブログ >  > ゴルフ

ゴルフ

  •  

From:寺本隆裕

From:寺本隆裕

月曜日、僕はゴルフ場にいました。ゴルフコースデビューの日です。

「そろそろゴルフでもやったらどうや?」
と、父親が誘ってくれたので、親戚のおじさんを加えた3人で、コースを回ることにしたのです。

そこは奈良の大和高原にあるゴルフ場だったのですが、とても広くてきれいで、平日にもかかわらず、多くのゴルファーがいました。

その日のために僕は、1か月前から3回ほど、父親と一緒に打ちっぱなし場に行って練習をしていました。父親(スコア100前後。普通。)の手ほどきを受けながら、9番アイアンを中心に、500球ほどの練習をしてきたのです。

せっかくコースに出ても、空振りばかりじゃおもしろくなさそうなので、何とか「当たる」レベルにまで練習をしようという目的です。結果、何とか9番アイアンで120ヤードをそこそこ何回かに1回は飛ばせる、というようにまで成長したところで、この日を迎えることができました。

心配していた雨も、どうやら大丈夫そうです。晴れてもいませんでしたが、むしろそのおかげで暑すぎることもなく、ゴルフデビューには最高のコンディションです。

さて、練習の成果は・・・?

記念すべき最初のティーショット。ティーの上にボールをセットして、ドライバーを握る。

「ん?ドライバー?」

そう。ドライバーなんてのは、ほとんど練習できていません。いや、実際何度かは練習場でもドライバーを振ってはみたのですが、一度もちゃんと前に飛んだ事がありません。

ドライバーというのは、ゴルフのクラブの中で最も長いクラブなんですが、僕がひたすら練習してきた9番アイアンは、だいぶ短い方のクラブです。一般的に、短い方がボールに当たりやすい(野球とかと一緒。バットを短く持つと当たりやすい)のです。

でも、そんなことを言っても仕方ありません。ぐずぐずしてると次の組のカートがやってきて、待たせてしまうことになります。とにかく打ってみよう!

結果・・・

オービー

飛距離は意外と出たものの、そのままコース横の林に一直線。まぁ、当たり前です。ボールに当たっただけましです。とにかく、記念すべき第1打はOBです。

ティーショットがOBだったので、「プレイング4」というルールのもと、僕は決められた場所から4打目を打つことになりました。

「プレイング4」は、素早くプレーを進める目的で作られたルールで、ティーショットがOBだった場合は、打ち直すんじゃなくて、グリーンに近い、あらかじめ決められた場所からスタートする(そこから4打目を打つところからスタートする)というものです。

プレイング4の場所から2打でグリーンに乗せ、2打のパッティングでカップイン。僕の最初のデビューは、8打(パー4なので、+4)ということになりました。

まぁ、最初の成績としてはこんなもんでしょうか。

奇跡のショートホール

だんだん、コースのプレーというものに慣れてきた頃にやってきた、ショートホール。ここはパー3、115ヤードのホールです。

115ヤードということは、ティーショットは得意の(?)9番アイアンです。9番アイアンの飛距離は120ヤードくらいなので、気持ち軽めに振って、ちゃんと当たってまっすぐ飛べば、そのままグリーンに乗る計算です。緊張しながら9番アイアンを構え、深く息をついてからティーショット。

いい感じでボールにミート。計算通りワンオンか??

でも残念ながら、ボールはグリーンをわずかに外れ、右横のフェアウェイへポトリ。

・・・しかし、ここで奇跡が起きたのです。

次に打ったアプローチショットは、ピン横50センチに!そしてそのままパターでカップインし、見事3打。パーを取りました!

はじめてのコースで、パーを取れるなんてのは、なかなかないんちゃう?と、その日はご機嫌で18ホールを終わることができ、とても楽しいゴルフデビューでした。

「ゴルフクラブのセットが欲しい!」

その日、借り物のクラブでコースを回ってた僕は、帰りの車の中で「ゴルフクラブのセットが欲しい!」という欲求が強くなってきました。クラブだけじゃなく、うまそうに見えるウェアも、ゴルフ用のカバンも欲しい、、、

ゴルフ場にいた、あのうまそうな人たちのように、カッコイイピカピカのクラブと、それっぽいウェアが欲しいのです。そっち側に行きたいのです。

とにかく、自分の新品のゴルフグッズをそろえたくて仕方がないのです。家に帰って早速嫁さんにそのことを伝えると、、、

寺本「いやー、ゴルフ楽しかった。パーも取れたしな。ちょっとちゃんとやりたいねんけど、ゴルフクラブのセット、買っていい?」

嫁「そうなんや。よかったやん。でもゴルフのクラブは今日借りていったんやったら、また借りればいいんちゃう?」

寺本「いやほら、いつも借りるの悪いしめんどくさいやん?」

嫁「そう?使ってないやつやから、いいんじゃない?」

寺本「いやでもほら、自分のクラブが家にあった方が練習すると思うし、うまくなると思うねん。」

嫁「あ、そういえば、うちのお父さんが、『隆裕くんゴルフやるんやったら、昔使ってたクラブあげるけどな』って言ってたよ。もらったら?」

寺本「え!・・・で、でも、そんなん悪いし、やっぱお金出して買った方が、元取ろうと思って真剣に練習するって。おっちゃんも言ってたし。」

嫁「そんなん言って、買って結局使わんかったやつ、いっぱいあるやん。もうちょっと考えたら?」

寺本「いや、今回はやるねん!あ、そうや、自分も一緒にやったら?ほら、2セット買って、一緒にコース回ればおもしろいって。」

嫁「えー、私はいいわ。」

・・・・(終了)

2つの理由

「人がモノを買うには2つの理由がある。一つは、奥さんに言うための理由。
そしてもう一つは、本当の理由。」
― マーク・トゥエイン

本当は、ピカピカのゴルフクラブを持って、かっこいいウェアを着てコースに行きたいのですが、そんな理由で奥さんを説得することは難しい。きちんとした論理的な理由が必要なのです。

僕の「第一段」交渉は失敗しましたが、もっと理屈で正当化することができれば、OKをもらえるでしょう(たぶん・・・)。

新しい「飛ぶ」ドライバーを買う場合だってそうです。本当はドライバーを変えることよりも、「もっと練習する」ことのほうが、よく飛ぶようになるケースがほとんどでしょう。ドライバーを変える人も、それを理屈ではわかっています。

「奥さん」は、自分の「理性」と同じです。

奥さんや自分自身の理性を説得するには、買うことを正当化するための客観的な判断材料が必要なのです。(最終的に「あ、それなら買った方がいいね。」という反応を引き出すことのできる材料です。)

「ホントは欲しい」と思っている見込み客の頭の中では、感情と理性が戦っています。

何かを売るものとして、感情を掻き立てるのも、理性を説得してあげるのも、売り手である僕ら、コピーライターやマーケターの仕事です。

fasdf



PS:しかし、ゴルフのマーケットはアツいです。マーケットに入ってみて、実感しました。休日の朝、開店直後のゴルフ用品店に行った時も、すでにたくさんのおじさんたちが、楽しそうに店員と話をし、試し打ちをして、そして何やらゴルフグッズをたくさん買っていました。

ゴルフのように「アツい」マーケットに入れば、(そして、その中できちんとポジショニングできれば)、本当に上りのエスカレーターに登っているように、楽に利益を上げることができるでしょう。

もしあなたが、アツいマーケットに入って、楽に売れる商品を作り、楽に成功したいのであれば、【ザ・レスポンス】ゴールドメンバーになると無料で見れるビデオ「売れる商品の作り方」がおすすめ。⇒ 【ザ・レスポンス】ゴールドメンバーにアップグレードする

寺本 隆裕

ダイレクト出版取締役。セールスライター兼マーケター。クライアントのためにセールスライティングを請け負う場合、プロジェクト1件で、一流企業のエリートサラリーマンの年収を軽く超える額をチャージ。さらにそこから売上からのロイヤリティがかかる。これほど日本で最高クラスの料金設定にもかかわらず「書いてください」という人が後を絶たない。著書には『ウェブセールスライティング習得ハンドブック』『ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方』(集英社)がある。

寺本隆裕の記事一覧

ブログ一覧へ戻る

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

【ザ・レスポンス】の最新記事をお届けします

ページトップへ
Loading